格安SIMというと、大手キャリアと比べて繋がりにくいのではないかと思っている人も良いようです。大手キャリアを利用している方は、都心や地方でも特に問題なく利用できていると思います。
しかし、格安SIMの場合はどうでしょうか?大手キャリアと比べたときに回線速度が変わるのでしょうか?
今回は、郊外や地方で利用したときには問題なく繋がるのか、大手キャリアとの差がどれくらい出るのか等を解説したいと思います。また、各回線でおすすめの格安SIMも紹介します。
格安SIMの田舎での通信エリアや通信速度は?
格安SIMの電話やネットの通信エリアは大手キャリアと同一
格安SIMの通信エリアは大手キャリアと基本的に同じです。なぜなら、大手キャリアの回線を借りて運営しているため、大手キャリアと同じ基地局から電波を受け取れるということです。
そのため、格安SIMだからといって大手キャリアよりサービスエリアが狭い、電波が入りにくいということはありません。
また、総務省が発表した調査結果ではすべての大手キャリアで通信エリアの人口カバー率は90%を超えています。3G回線とLTE/4G回線で若干のパーセンテージの違いは見られますが、現在は3G回線と4G回線のエリアの差はかなり少なくなっています。
格安SIMは大手キャリアと同じ回線のため、日本全国どこでもつながると思って大丈夫でしょう。
都市部より回線が空いているため通信速度が速い可能性が高い
通信速度ですが、都市部より田舎のほうが繋がり易いと言われています。通常、都市部のほうは開発が進んでおり繋がり易いと思うのではないでしょうか。
しかし、都市部は人口が多く主要都市では100万人以上の人口がいます。そのため、利用者が多くなり結果として通信速度が低下する恐れがあります。
地方の田舎なら、利用者が少なくなるため回線速度が安定する傾向にあります。田舎に住んでいるから回線速度が遅くなるという事実はないと思ってください。
現在大手キャリアを使用中の場合は格安SIMでも同キャリアの回線を選べば安心
もし、大手キャリアから乗り換えで格安SIMを利用しようと考えている方は、自分の契約した格安SIMの繋がり易さが気になると思います。
契約する回線によっては、通信エリアが変わってしまいます。例えば、ドコモとau、ソフトバンクはそれぞれ通信エリアが異なります。
そんな不安がある場合は、現在利用している大手キャリアと同じ回線を選ぶとよいです。先ほどもお伝えしたように、格安SIMの通信エリアは大手キャリアと同一なため、同じ回線を選べば乗り換え後に使えないという心配もありません。
また、格安SIMの会社には一つの会社で複数の回線を契約できる会社があります。自分の契約している大手キャリアと同一回線を提供している格安SIMをぜひご利用ください。
【au回線】田舎でおすすめの格安SIM
UQモバイル:通信速度を重視するなら一番おすすめ
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
---|---|---|
くりこし プランS (3GB) | 1,480円 税込1,628円 | 最大300kbps |
くりこし プランR (15GB) | 2,480円 税込2,728円 | 最大1Mbps |
くりこし プランL (25GB) | 3.480円 税込3,828円 | 最大1Mbps |
UQモバイルは、KDDIグループの子会社であるUQコミュニケーションズが運営をする格安SIMです。また、auのサブブランドとも言われています。
UQモバイルの特徴は、何と言っても回線速度です。UQモバイルは、格安SIM業界No.1の回線速度を誇っています。大手キャリアに引けを取らない回線速度を誇っています。
プランM/Lは通信速度制限時や節約モード時の通信速度が最大1Mbpsで使えます。一般的な格安SIMの制限時の速度は200kbpsのため、比較するとかなり速いです。
プランSは低速通信時は下り最大300kbpsですが、実測値では普通に500kbps以上出る上、初速の数秒のみ高速通信になるバースト転送機能にも対応しています。そのためプランSでも十分快適に使えます。
【ドコモ回線】田舎でおすすめの格安SIM
mineo(マイネオ):フリータンクやマイネ王など独自サービスが多い
データ 容量 | デュアルタイプ (音声通話SIM) | シングルタイプ (データSIM) |
---|---|---|
200MB | 1,000円 税込1,100円 | 300円 税込330円 |
1GB | 1,180円 税込1,298円 | 800円 税込880円 |
5GB | 1,380円 税込1,518円 | 1,150円 税込1,265円 |
10GB | 1,780円 税込1,958円 | 1,550円 税込1,705円 |
20GB | 1,980円 税込2,178円 | 1,750円 税込1,925円 |
mineoは、関西電力グループであるオプテージが提供する格安SIMです。オプテージは、固定回線で人気のeo光も提供している会社です。
mineoの特徴は、格安SIM業界でNo.1の顧客満足度を誇るということです。
mineoには、独自サービスがたくさんあります。パケットサービスの「フリータンク」や特別サイトの「マイネ王」等がおすすめです。
特に、「フリータンク」は、みんなの共有パケット貯蔵庫として分け合えるサービスです。マイネ王に登録したユーザーのみが利用できる特別なサービスです。
ドコモ回線が利用できる格安SIMの中では、顧客満足度も高く、独自のサービスが多彩に展開されているmineoはおすすめです。
【ソフトバンク回線】田舎でおすすめの格安SIM
Y!mobile:ソフトバンクのサブブランド。家族利用がおすすめ
プラン名 | 月額料金 1回線目 | 月額料金 2回線目~ |
---|---|---|
プランS (3GB) | 1,980円 税込2,178円 | 900円 税込990円 |
プランM (15GB) | 2,980円 税込3,278円 | 1,900円 税込2,090円 |
プランR (25GB) | 3,980円 税込4,158円 | 2,700円 税込2,970円 |
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドということもあり、通信速度に定評があります。格安SIM業界ではUQモバイルと並んで通信品質が良いのが最大のメリットです。
こちらは家族割があり、2回線目以降の月額料金が安くなるため、家族など複数回線での利用がおすすめです。割引後の金額は格安SIMの中でも最安クラスになります。
1回線で使うならUQモバイル、2回線以上で使うならY!mobileを選ぶと良いでしょう。
まとめ
田舎であっても通信エリアが問題なく利用できることがお分かりいただけたと思います。それどころか田舎のほうが繋がり易いため、田舎で利用するのが大変におすすめです。
また、各回線によっても通信エリアに微妙な差はあるもののほとんどの通信エリアはほとんどカバーできているため特に問題がありません。
田舎に引っ越す予定等、都市部から離れる予定の方も安心して格安SIMを利用できますね。