格安SIMにしたいけど、通信環境やアフターケアなど不安な事が多くて中々、一歩踏み出せない。そんな方が沢山いるのでは無いでしょうか?
実は大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から子会社として、運営している格安SIM会社があるのはご存じでしょうか。
大手キャリアの直結の子会社であることで、通信環境も大手と変わらず使用できるなどのメリットがあります。
初めての格安SIMでも安心して使用する事が出来るので、今回紹介する格安SIMの特徴を理解し、是非あなたのキャリア選びの参考にしてください。
目次
ソフトバンク系列の会社が運営する格安SIM
LINEモバイル:LINEとソフトバンクグループの合弁子企業
LINEモバイルは2018年3月30日にソフトバンク株式会社と資本、業務提携をしソフトバンクグループの子会社となりました。
LINEモバイルの特徴は4大SNS(LINE、Facebook、Twitter、Instagram)がデータ容量を消費しないで使い放題なのが最大の特徴で、その他にも家族や友達にデータを分け合える、大手3社の回線を全てで契約可能などがあります。
さらにLINEモバイルは格安SIMで唯一LINEの年齢認証が可能なキャリアなのでLINEをよく使う方には特におすすめします。
月額880円のオプションで10分かけ放題をつけることも可能なので、日々の電話が多い方でも安心して利用できますね。
全ての回線を利用出来るLINEモバイルですが、やはりソフトバンクの子会社なので通信速度や混雑時の遅延の起きにくさ、などを考えるとソフトバンク回線が圧倒的に優遇されている様なので、LINEモバイルではソフトバンク回線を選ぶと間違いないです。
LINEモバイルはソフトバンクと合併しまだ日が浅いので、今後どのように変化して行くかは分かりませんが、現状はSNSフリーやLINEフリーなどの良いプランが沢山あるのでとてもオススメです。
LINEモバイルはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のトリプルキャリア対応ですが、先ほどもお話した通りソフトバンクの子会社ということもあり、ソフトバンク回線が最も速度が安定していておすすめです。
11月にはネットワーク増強によりソフトバンク回線の通信速度が大幅改善されていて、以前よりも一層快適に使えるようになっています。
Y!mobile:ソフトバンクの完全子会社
プラン名 | 月額料金 | 通話 |
---|---|---|
プランS (3GB) | ~6ヶ月目:1,980円 7ヶ月目~:2,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
プランM (9GB) | ~6ヶ月目:2,980円 7ヶ月目~:3,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
プランR (14GB) | ~6ヶ月目:3,980円 7ヶ月目~:4,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
Y!mobileはソフトバンクの完全子会社で、ソフトバンクのサブブランドという立ち位置になっています。通信速度や使用環境もソフトバンクと同等に使用する事が出来るので、格安SIMとは思えないくらいとても快適に使用できます。
特徴としては、全国の飲食店や空港ラウンジなどにあるソフトバンクのWi-Fiスポットを無料で利用する事ができます。
また月額500円の利用料金を支払うと、「Enjoyパック」と言うオプションサービスを利用できて、毎月Yahoo!ショッピングで使える500円分のクーポンが貰えたり、その他サービスを受ける事ができるので、実質500円以上のメリットがあります。
月額500円でデータ増量オプションに申し込めるのですが、データ増量オプションとはS、M、Rの各スマホベーシックプランで、それぞれのデータ容量を使い切ってしまった場合、各プランそれぞれ規定容量のデータを追加できるサービスです。
このオプションは、新規またはのりかえ契約を開始してから2年間のみ有効なオプションです。
通話に関するプランも充実していて、回数無制限で10分かけ放題が通常のスマホプランで使用可能な上に、さらにスーパー誰とでも定額と言う月額オプションを利用すれば、国内通話をかけ放題にすることもできます。
スーパー誰とでも定額は通常の電話回線を使用した通話が、無料になるオプションでこのサービスは格安SIMのキャリアでは現在Y!mobileでしかやっていないサービスです。
他のキャリアの場合は全ての国内通話が無料になるオプションがある場合は、アプリを使用した通話になるので、やはり電話回線を利用した通常の通話よりは品質が落ちますので、Y!mobileの大きなメリットですね。(アプリでの通話であっても必要十分な音質は問題なくあります)
Y!mobileはデータ増量オプションや、かけ放題プランなどバランスよく沢山のプランが用意されているので、色々試して最適なプランを選択してみて下さい。
au(KDDI)系列の会社が運営する格安SIM
UQモバイル:KDDIの完全子会社
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
---|---|---|
プランS (3GB) | 1,980円 | 300kbps |
プランR (10GB) | 2,980円 | 1Mbps |
データ高速プラン (3GB・225Mbps) | 980円(通話不可) | 200kbps |
データ無制限プラン (容量無制限・500kbps) | 1,980円(通話不可) | - |
UQモバイルはKDDIの完全子会社で、auのサブブランドとして展開しています。auと同じ電波を使用しているので、auと同等とまでは行きませんが、通信速度は他の格安SIMと比べると非常に快適です。
通信速度は実測値で格安SIMの中では最速をキープしているので、通信速度を重視する場合には間違いなくおすすめです。
UQモバイルのかけ放題は1回5分で回数無制限です。5分かけ放題だと意外と時間が短くすぐに超えてしまうので通話の際は注意が必要です。
UQモバイルには節約モードがあります、まだ一か月分のデータ容量を使い切っていなくても手動でON、OFFを切り替える事によって、データ容量を消費しない低速モードに切り替える事ができます。
UQモバイルの低速モードはそれなりの通信速度が出るので、通常の調べもの等であれば若干遅いくらいで問題なく使えます。
格安SIMに変更する際に一緒に機種変更もしたいと考えている人は、UQモバイルがおすすめです。機種変更込みで新規契約をする場合、UQモバイルは格安SIMの中でも最安値です。
ただし気を付けないといけないのはauからUQにMNPする場合は、他のキャリアから移動する場合よりも月額1000円高くなってしまうので、auからUQに乗り換えたい場合は、MNPではなく新規契約で契約する事をおすすめします。
ドコモ系列(NTT)の会社が運営する格安SIM
OCNモバイルONE:NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が運営
コース | 音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
---|---|---|---|
1GB/月 | 1,180円 | - | - |
3GB/月 | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB/月 | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB/月 | 3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB/月 | 4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB/月 | 6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが親会社となりサービスを提供している格安SIMです。ドコモのサブブランドというわけではありませんが、使用する回線はNTTがカバーしているdocomo系列の回線です。
特徴としては、使用するデータ容量の上限を細かくそして幅広く設定することができるプランの豊富さ。月3GB~30GBまでの間で自分の使用する容量に最適なプランを無駄なく選択することが出来ます。
月額850円で10分かけ放題のプランに申し込むことも出来るので電話の多い人は申し込む事をオススメします。
10分かけ放題の他に同じ金額で、トップ3かけ放題と言う面白いオプションもあります、こちらは当月の国内通話料金の金額の高い順に上から3つ分の連絡先との通話料が無料になるサービスです。
いつも特定の相手と長電話をしてしまう、気付いたら10分を超えてしまっているなどが良くある方には、こちらのオプションの方が良いかもしれませんね。
さらにOCNモバイルには、月額1300円でかけ放題ダブルも用意されています。このかけ放題ダブルは、先ほどの10分かけ放題とトップ3かけ放題の二つを合わせたサービスで、国内通話が10分無料になる上に更にトップ3の連絡先は、何分通話しても無料になります。このオプションであれば、大抵の人は無料内に収める事が出来ますね。
まとめ
今回はドコモ/au/ソフトバンクの子会社が運営する格安SIM/スマホについて紹介しました。
LINEモバイル、Y!mobile、UQモバイルの3社を実際に利用した感想ですが、大手キャリアの子会社だけあって契約手続き、使用感の満足度、アフターサービスまで大手キャリアにも引けを取らないレベルで提供して頂き満足度は非常に高いと言えます。
大手キャリアの子会社なので、電波強度なども安定してますし、日中の混雑した時間帯も遅延が発生してストレスを感じる様な事はありません、どのキャリアを選んでも間違いないです。
初めての格安SIMは何かと不安も多いですが、上記のキャリアから選択すれば不安なく利用する事が出来ます。後は料金プランやオプション関係、通信環境などを検討し、それぞれの使い方にあった会社を選んでみてください。