家族で格安SIMに変更したいけど、1人1人契約するのが面倒くさい、少しでもお得に契約したい、そんな方には、格安SIMのシェアプランがあるキャリアをおすすめします。
この記事を読んでシェアプランについて知っていただき、各社のシェアプランの特徴を比較することで、あなたの家族に最適なキャリアを選ぶことができます。
格安SIMでシェアプランを使うメリット
データ容量を複数回線で共有することが可能
家族それぞれでデータ容量を設定して契約していると、ギガ数が余ってしまったり、普段より使ってしまってギガ数が足りなくなったりする事が結構ありませんか?
1契約で複数回線のSIMを契約するシェアプランでは、データ容量を全回線で共有できるのでそんな心配も無くなります。
全体で10ギガ契約しておくと、家族それぞれで毎月使用するギガ数が変動しても、トータルで10ギガになるように調整すれば良いので、データ容量が余ったりなどの無駄を省けてとても効率的です。
契約・支払情報を一元化することができる
家族それぞれ別で契約していると、契約、支払いの情報がバラバラになってしまい、請求金額が届くのもそれぞれ別になるので、間違いやすいですし面倒ですよね。
シェアプランの場合は1契約で複数回線を契約しているので、契約者は1人です。つまり回線は複数あるけど契約は1つなので、金額はまとまってますし、支払情報の登録も1つなので全て1回で完結するのでとても分かり易いです。
個別で契約するよりも月額料金が安くなる可能性がある
各社のそれぞれの特徴があるので、必ずと言う訳ではありませんが、契約の仕方によっては通常の個別契約よりも月額料金が安くなる場合があります。
また1契約で複数のSIMを契約するので、個別で契約する場合よりも初期費用が安くなることもあります。
各社それぞれを紹介すると同時に、お得な情報もお伝えしますので是非最後まで読んでみて下さい。
シェアプランが使えるおすすめの格安SIM
BIGLOBEモバイル:シェアSIMを使って最大5回線でデータ容量を共有できる
ベースの料金プラン
プラン | 音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
|
1GB | 1,400円 | - | - |
3GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
6GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
12GB | 3,400円 | 2,820円 | 2,700円 |
20GB | 5,200円 | 4,620円 | 4,500円 |
30GB | 7,450円 | 6,870円 | 6,750円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:490円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
シェアSIM追加でかかる月額料金
シェアSIM種類 | 月額料金 |
---|---|
音声通話SIM | 900円 |
データSIM(SMSあり) | 320円 |
データSIM(SMSなし) | 200円 |
1契約に付き最大5回線までのシェア契約が可能(メインの1回線+4回線まで)で、追加分のSIMは音声SIMが900円、データSIM(SMSあり)は320円、データSIM(SMSなし)が200円で利用できます。
契約時にかかる費用は、SINカード追加手数料3,000円、SIMカード準備料394円の合計3,394円が追加分のSIM契約にかかります。
例えば、1回線目は通常の音声通話SIMの3GBで1,600円/月で、シェアデータSIM(SMSあり)を2回線追加したら320円×2=640円/月、3回線で1600円+640円=2240円/月で使うことができます。
注意点は、音声SIMの場合は最低利用期間が契約翌月より1年間となっていますので、1年未満で解約してしまうと1枚あたり8,000円の違約金が発生します。データSIMのみの場合は違約金はかかりません。
また、シェアSIMを使う場合、1回線目は音声通話SIMの3GB以上を使用する必要があるのでご注意下さい。
BIGLOBEモバイルの最大の特徴は「エンタメフリー・オプション」。
音声通話SIMは480円/月、データSIMは980円/月で、YouTube・AbemaTV・U-NEXTなどの動画系コンテンツ、Apple Music・Spotify・radiko.jp・LINE MUSICなどの音楽系コンテンツがデータ消費ゼロで使い放題になるオプションです。
エンタメフリーはシェアSIMでもつけることができるため、データSIM(SMSなし)にエンタメフリー・オプションをつければ、200円+980円=1,180円/月という破格の月額料金で特定コンテンツが使い放題になります。
iPadなどのタブレット用に2回線目を追加して大画面でYouTubeを観るもよし。あとは若い層の方はデータ消費がとにかく多いので、お子さんがいる家庭はお子さん用にこれで契約してあげるとお得かつ便利に使うことができます。
IIJmio(みおふぉん):最大10枚まで利用可能
データ 容量 | 月額 基本 料金 | SIM 追加 月額料 | 音声 通話 付帯 月額料 | SMS機能 付帯月額料 |
|
タイプD | タイプA |
||||
3GB SIMは 最大2枚 | 900円 | 2枚まで 400円/枚 | 700円 | 140円 | 0円 |
6GB SIMは 最大2枚 | 1,520円 | 3枚目以降 400円/枚 |
|||
12GB SIMは 最大10枚 | 2,560円 | 3枚目まで 無料 4枚目以降 400円/枚 |
1契約に付き最大10枚のSIMを利用できるのが最大の特徴です。
10枚も契約できるので、例えば家族分の音声SIMを契約してタブレット用のデータSIMやWi-Fi機器のデータSIMも全てまとめて1契約にすることも出来ますね。
ただ、上の料金表にもまとめていますが、他の格安SIMに比べるとちょっと料金体系がわかりづらいのが難点です。
まず3GB、6GB、12GBを選び、その基本料金に加えて音声通話機能とSMS機能が必要かどうかでそれぞれの付帯料金がかかるという仕組みです。SMS機能の付帯料金はタイプA、タイプDで異なります。
そして、3GB(ミニマムスタートプラン)、6GB(ライトスタートプラン)はSIM2枚まで、12GB(ファミリーシェアプラン)はSIM3枚まで追加料金なしで使えます。
それ以降の追加SIMにかかる費用はSIM1枚につき400円/円で、初期費用は1枚につき2,000円の手数料がかかります。
例えばタイプAをSIM3枚で契約する場合、12GBだとまず2,560円/月の基本料金がかかり、3枚ともSMS+通話機能なら700円×3=2,100円/月で、合計4,660円/月という感じです。
もう一例あげると、タイプAでSIM5枚で契約する場合、12GBだとまず2,560円/月の基本料金がかかり、3枚はSMS+通話で700円×3=2,100円/月、残り2枚はデータのみで付帯料なし、4枚目以降の追加料金が400円×2=800円、合計5,460円/月です。ややこしいですね…
また、IIJmioにはシェアプラン用の大容量オプションがあり、これが非常にお得なので紹介しておきます。
追加で月額3,100円(税別)で20GB追加、月額5,000円で30GB追加することが可能で、各社の金額を見てもこの追加オプションはとてもお得です。
Y!mobile:シェアプランセット割でお得に使える
親回線 プラン名 | 親回線 月額料金 | 子回線 月額料金 (3回線まで) |
---|---|---|
スマホ プランS (3GB) | ~1年目:1,980円 2年目~:2,980円 | 980円 |
スマホ プランM (9GB) | ~1年目:2,980円 2年目~:3,980円 | 490円 |
スマホ プランL (21GB) | ~1年目:4,980円 2年目~:5,980円 | 0円 |
データ プランS (1GB) | 1,980円 | 980円 |
データ プランL (7GB) | 3,696円 | 0円 |
1契約に付き4回線までの利用が可能です。シェアプランを使用すると、個別に契約するよりも月額料金がかなりお得になります。
ワイモバイルには「シェアプランセット割」があります。
子回線SIM1つに付き基本使用料が月980円(税別)通常だとかかりますが、親回線がスマホプランMの場合は月490円(税別)に、スマホプランL、データプランLの場合は月0円とそれぞれ割引が適用されますのでさらにお得になりますね。(上記料金表の子回線の月額料金はシェアプランセット割適用済みの金額です)
ただし注意点はワイモバイルのシェアプランの子回線SIMは、データ通信専用SIMのみで音声サービスが利用できないので注意してください。
イオンモバイル:シェア音声プランで最大5回線まで契約可能
ベースの料金プラン
コース | 音声SIM | データSIM (SMSなし) | シェア音声 (最大5枚) |
---|---|---|---|
500MB | 1,130円 | - | - |
1GB | 1,280円 | 480円 | - |
2GB | 1,380円 | 780円 | - |
4GB | 1,580円 | 980円 | 1,780円 |
6GB | 1,980円 | 1,480円 | 2,280円 |
8GB | 2,680円 | 1,980円 | 2,980円 |
12GB | 3,280円 | 2,680円 | 3,580円 |
20GB | 4,680円 | 3,980円 | 4,980円 |
30GB | 5,680円 | 4,980円 | 5,980円 |
40GB | 6,980円 | 6,480円 | 7,280円 |
50GB | 8,980円 | 8,480円 | 9,280円 |
シェアSIM追加でかかる月額料金
SIMカード 追加枚数/b> | 事務手数料 (初期費用) | 月額料金 | 追加月額 利用料 |
||
音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
|||
2枚目 | 3,000円 | 700円 | 140円 | 0円 | - |
3枚目 | |||||
4枚目 | 200円 | ||||
5枚目 |
1契約に付き最大5回線までの利用が可能です。月700円(税別)の利用料で音声SIMも契約できるので個別契約と同じ感覚で使用することが出来ます。
イオンモバイルのシェアプランは料金プランの選択肢が豊富です。4GB~50GBまで8種類のプラン(1,780円~9,280円)から選ぶことができるので、ライトユーザーからヘビーユーザーまで無駄なく利用できるプランが揃っています。
注意点としては1回線増やす毎に3,000円(税別)の事務手数料がかかることと、3回線目以降、4回線目から追加利用料として月額にプラス200円(税別)かかるので気を付けてください。
シェアプランはないがデータプレゼントができる格安SIM
LINEモバイル:LINEモバイルユーザー同士でデータ容量を贈り合える
LINEモバイルの場合はシェアプランはありませんが、データプレゼントがあります。データプレゼントとは、LINEモバイルに契約している人同士であれば誰とでもデータ容量を送り合える機能です。
プレゼント機能の良い所はシェアプランと違い、予め決めたデータ容量を手動でシェアすることが出来るので、1回線で使い過ぎたなどのトラブルを防止する事ができます。これだと周りに迷惑をかけることも無いので気にせずに使用できますね。
データプレゼントは家族間のみでなくLINEモバイルと契約していれば友人ともデータを分け合えるので、もしデータ容量が余ってしまっても無駄なく分け合う事がとてもしやすくなっています。
注意点としては、全ての端末で何かしらのプランを契約しておかなければいけない事と、これは長所として捉える事だと思いますが、自動でデータシェアはされないので自分で振り分ける必要があるという点です。
LINEモバイルの特徴として、LINE, Twitter, Instagram, Facebookがデータ消費ゼロで使い放題です。
シェアプランはなくとも他社のプランより少ないデータ容量で個別で利用すれば、安く済むかつ便利に使える可能性があります。
mineo(マイネオ):mioneユーザー同士でデータ容量を贈り合える
データ容量 | 回線 種類 | デュアルタイプ (音声+データ) | シングルタイプ (データ通信のみ) |
---|---|---|---|
500MB | A | 1,310円 | 700円 |
D | 1,400円 | 700円 | |
S | 1,750円 | 790円 | |
3GB | A | 1,510円 | 900円 |
D | 1,600円 | 900円 | |
S | 1,950円 | 990円 | |
6GB | A | 2,190円 | 1,580円 |
D | 2,280円 | 1,580円 | |
S | 2,630円 | 1,670円 | |
10GB | A | 3,130円 | 2,520円 |
D | 3,220円 | 2,520円 | |
S | 3,570円 | 2,610円 | |
20GB | A | 4,590円 | 3,980円 |
D | 4,680円 | 3,980円 | |
S | 5,030円 | 4,070円 | |
30GB | A | 6,510円 | 5,900円 |
D | 6,600円 | 5,900円 | |
S | 6,950円 | 5,990円 | |
回線種類:A=au回線 D=ドコモ回線 S=ソフトバンク回線 |
マイネオにはパケットシェアと言うプランがあります。指定した5回線内でデータ容量を分け合えるプランなので、シェアプランとは異なりますが便利な機能です。
マイネオは余ったデータ容量を翌月に繰り越せるんですが、さらにその翌月には消えてしまいます。そこでパケットシェアを使う事で余ったデータ容量を無駄なく分け合って使えるようになっています。
LINEモバイルのように誰とでもと言う訳にはいきませんが、大変便利な機能ですね。
まとめ
今回は、家族で共有できるシェアプランがある格安SIM/スマホについて紹介しました。
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- Y!mobile
- イオンモバイル
- LINEモバイル
- mineo(マイネオ)
各社の特徴を紹介してきましたが、あなたに最適なキャリアを見つける事が出来たでしょうか?この記事を参考にして、あなたに合ったシェアプランを探してみてくださいね。