格安SIMが遅い場合の対策と通信速度が速い格安SIM

通信速度が遅くなる等の理由で、格安SIMに乗り換える事を、ためらっている人も多いのでは無いでしょうか?

確かに大手キャリアに比べて通信速度が、劣るキャリアもあります。しかし、公式HPを見てみると最大通信速度は大手キャリアと、ほとんど変わらないんですよね。

でも実際は遅くなる事がしばしば。これには理由があってその理由さえ知っていれば、何か対策がとれたり、使い方の見直しをしてみたりする事で、意外と解決します。

今回は、なぜ格安SIMは通信速度が遅いのか、遅い時の対策や改善方法を説明します。また、中には通信速度が大手キャリアとほとんど変わらず使用できる格安SIMもあるので、そちらの紹介もします。

この記事を読むことで通信速度が遅い場合の対処方や、通信速度の速い格安SIMを知ることが出来ます。今後のキャリア選びの参考にしてください。

格安SIMが大手キャリアより通信速度が劣る理由

格安SIMは大手キャリアから通信設備を借りて運営している

格安SIMのキャリアは、ドコモ、AU、softbankの大手3社のいずれかから、通信設備を借りて運営しています。

それぞれの格安SIMキャリアのユーザー数や総使用量などを考慮し必要な回線容量分を大手3社から借りて運営しています。

大手キャリアより安く提供出来る理由の一つがこれで、必要以上の容量を契約しない事によって、価格を抑えユーザーに安く提供する事を可能にしています。

ユーザーが増えた場合やみんながよく使う時間帯は通信速度が落ちる

格安SIMキャリアは価格を抑える為に必要以上の回線容量を大手から借りる事はしていません。

自社のユーザー数や使用状況を考え、必要な分を借りているので、例えばお昼の時間に皆が一斉にネット検索や動画視聴をすると、借りている容量に対して使用量が一時的に増える事で通信速度が落ちます。

格安SIMキャリアは、通常時必要な回線容量を借りて運営しているため、ユーザーの多くが一気に使用を始めると、回線容量が追い付かなくなり、一時的に通信速度を落として対応しています。

これが、よく使う時間は通信速度が落ちる、格安SIMは通信速度が安定しないなどと言われる理由です。

格安SIMの通信速度が遅い時の対策

使用する場所を変える

各地域には基地局があり、通信速度が遅くなったその管轄基地局の範囲から移動することで、また電波を受信するようになる可能性があります。

1つの基地局の範囲で、沢山の人が一時的に使用した場合にはこの方法で通信状況を改善できます。

スマホの再起動してみる

スマホ内でなにか不具合が起こり、通信状況に影響を与えている場合があります。この場合はスマホを再起動するだけで改善する可能性があります。

再起動をすることでスマホ内の各プログラムを適切な位置に戻すことができるので、効果的な場合があり、また再起動までしなくても、機内モードのON/OFFだけでも効果がある事もあります。

スマホを初期化してみる

時間帯や場所を変えてもダメ、機内モードや再起動を試しても改善されない、そんな場合には最終手段としてスマホを初期化してみましょう。

スマホは初期化することで全てのデータがリセットされ、工場出荷時の状態に戻るのでこれで改善されないのであれば、本体の故障が考えられるのでメーカーに問い合わせてください。

スマホを初期化する時には必ず必要なデータのバックアップを取ってから初期化しないと大切なデータが消えてしまうので注意してください。

通信速度の速い格安SIMに変える

根本的な解決策として、いっそのこと通信速度の速い格安SIMに変えてしまうと言う選択肢もあります。

同じ格安SIMスマホのキャリアでも会社によって早い遅いは様々です。各社によってユーザー数や借りてる回線容量に差があるので、キャリアそれぞれでスピードは大きくかわります。

通信速度の速い格安SIM

大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、特にお昼時などの通信の遅さに驚いてしまう事は良く聞く話です。ですので最初は特に通信速度が速く、時間帯に影響されず安定した利用が出来るキャリアを選ぶのがオススメ。

沢山ある格安SIMの中から通信速度の速く、安定した会社を2つ紹介します。

UQモバイル

プラン名月額料金節約モード/
速度制限時
くりこし
プランS
(3GB)
1,480円
税込1,628円
最大300kbps
くりこし
プランR
(15GB)
2,480円
税込2,728円
最大1Mbps
くりこし
プランL
(25GB)
3.480円
税込3,828円
最大1Mbps

UQモバイルは、auの回線を使用した格安SIMですが、格安SIMキャリアの中では一番の通信速度と言われています。

私も使用した事がありますが、感覚としてはauの通信速度や繋がり易さと全く変わらない使用感でした。もちろん日中の込み合う時間帯であっても遅くなると言う事はありませんでした。

なぜ同じ格安SIMなのにUQモバイルはこんなに、安定した通信速度が維持出来るのか。

UQモバイルはKDDIの完全子会社で立場的にもauと変わらない立ち位置に属する会社です。つまり他の格安SIM業者のように回線容量を大手から借りている訳では無く、auの通信回線をauと同じ条件で使用する事が出来るから他の格安SIMと比べ圧倒的な繋がり易さを実現しています。

格安SIM業者が利用している、通信回線で多い順番は1.ドコモ、2.softbank、3.auの順番だと言う事はご存知でしょうか?つまりドコモ回線の利用者が圧倒的に多く、au回線の利用者は意外と少ないという事実があります。

回線容量は全ての利用者で分配して使用しているので、利用者が増えれば増えるほど一人当たりの容量が減りその分、通信速度にも影響がでると言われているので、そもそも利用者の少なめなau回線を利用する事で快適に利用出来ているとも言われています。

通信環境の安定性は格安SIMの中では一番ですが、通話に関するオプションがあまり充実していないのが、デメリットといえそうです。

通信速度や安定性を最優先に考えるユーザーにはUQモバイルがオススメです。

Y!mobile(ワイモバイル)

プラン名月額料金
1回線目
月額料金
2回線目~
プランS
(3GB)
1,980円
税込2,178円
900円
税込990円
プランM
(15GB)
2,980円
税込3,278円
1,900円
税込2,090円
プランR
(25GB)
3,980円
税込4,158円
2,700円
税込2,970円

ワイモバイルは、softbank系列の格安SIM業者でsoftbankの完全子会社です。softbankの子会社なので通信回線もsoftbankと同じように利用できるため、他の格安SIMよりも圧倒的に早く安定した通信が可能です。

私は現在ワイモバイルを利用していて、外出先などでもよく動画視聴などをしますが、通信速度に不満を覚えたことはありません。

ワイモバイルは通信速度が安定していることはもちろんですが、その他のサービス内容もとても充実しています。

たとえば、通常のスマホプランに国内通話が何度でも10以内は無料でかけ放題が付いています、オプションで付けれるキャリアはありますが、標準で付いているのはワイモバイルくらいでは無いでしょうか。

通話時間が10分間かけ放題であれば、大抵の場面では必要十分ですが、それでも足りない方向けに、「スーパー誰とでも定額」というオプションがあります。これは月額利用料1000円のオプションで、国内通話が完全無料、時間無制限でかけ放題になります。

専用のアプリなどを使用してかけ放題にできるオプションプランのある格安SIM業者はありますが、通常の電話回線の通常利用で低額にできるのは、格安SIMの中ではワイモバイルだけです。

通信速度は勿論のこと、その他のオプションや通話のサービスなど全体のバランスを考えて選びたい人には、ワイモバイルがおススメです。

まとめ

今回は格安SIMが遅い場合の対策と通信速度が速い格安SIMについて紹介しました。

  • 格安SIMが大手キャリアより通信速度が劣る理由
  • 格安SIMの通信速度が遅い時の対策
  • 通信速度の速い格安SIM(UQモバイル、ワイモバイル)

大手キャリアよりも通信速度、安定性に劣る理由を理解することで、改善方法や対策を考える事が出来ます。

まず今手持ちのスマホが通信速度が安定してない場合は、改善方法を試してみてそれでも満足の行く、利用状況を得られない場合には、今回紹介したキャリアを選択してみてください。

きっと満足できる使用感を得られますよ。

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