Moto E5はモトローラーのエントリーモデル「eシリーズ」で、日本で取り扱いがされるのは初です。モトローラの機種はあまり日本では馴染みがないと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、そんなMoto E5のスペック・評価について解説していきます!
Moto E5のスペック一覧
まずはMoto E5のスペックを見てみましょう。簡潔に言うと、Moto E5はエントリーモデルのスマホで、低価格でディスプレイサイズが大きいスマホを求める人向けです。
Moto E5 | スペック |
---|---|
外観 | |
発売日 | 2018年6月8日 |
SIMロック | SIMフリー |
サイズ | 154.4×72.2×8.9(mm) |
重量 | 約173g |
ディスプレイ | 5.7インチ IPS液晶 |
解像度 | 1440×720 HD+ |
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 425 1.4GHz×4(クアッドコア) |
GPU | Adreno 308 |
ROM | 16GB |
RAM | 2GB |
外部メモリ | microSD(最大128GB) |
バッテリー | 4,000mAh |
メインカメラ | 1300万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
防水/防塵 | ✕ |
生体認証 | 指紋認証 |
おサイフケータイ | ✕ |
テザリング | ◯ |
Bluetooth | 4.2 |
DSDS | ◯ |
SIMスロット | nanoSIM×2+microSD |
充電端子 | microUSB |
カラー | フラッシュグレー サンライトゴールド |
価格(税抜) | 一括:18,800円 分割:820円×24 |
ディスプレイ
分かりやすいように、スマホで一番人気のiPhoneシリーズと比較してみました。
Moto E5のディスプレイは5.7インチですが、スマホの中でもディスプレイが大きいと言われているiPhone 8 Plusの5.5インチよりも上ということで、かなり大きいことがわかってもらえると思います。
また、最近流行りの縦長ディスプレイになっているため、インターネット検索やSNSなどのコンテンツで一度に表示できる量が多く便利です。
解像度は1440×720のHD+ということで、主流のフルHDに比べると劣りますが、端末価格を考えれば妥当と言えます。
本体サイズ
Moto E5のディスプレイは先ほどもお話した通りiPhone 8 Plusより大きいですが、Moto E5の方が上下の額縁が狭くなっているため縦は短くなっており、さらにディスプレイが縦長のため横幅も狭くなっています。
厚さはiPhoneシリーズよりも1mmほど厚いですが、横幅がコンパクトなこと、そして側面が滑らかな曲線になっているため、むしろ手にフィットして持ちやすいです。
縦長のため、女性など手の小さい方だと片手操作で画面上部を動かすのは難しい可能性がありますが、画面縮小機能を使用すると片手でも快適に動かせるため、操作面で困ることはないでしょう。
バッテリー容量
バッテリー容量は4,000mAhということでかなり多い方です。
連続通話時間や連続待受時間が公開されていないが少し気になりますが、スペック的に電力消費は少ない可能性が高いので、電池持ちは期待できそうです。
また、付属品の高速充電器を使用することで、約15分で最長4時間の駆動が可能という高速充電に対応しています。寝る前にうっかり充電を忘れてしまって、朝起きたら電池残量がヤバイ…という場合にも安心です。
処理能力
CPUはクアッドコア、RAMは2GBということで、処理性能は控えめです。
最近のスマホはCPUはオクタコア(8コア)、RAMは4GB以上というものが多いので、比較するとどうしても劣ってはしまいますが、端末代金が2万円以下というエントリーモデルのため、価格に見合った性能と言えます。
カメラ性能
メイン(背面)カメラは1300万画素、フロント(前面)カメラは500万画素ということで、カメラ性能は控えめです。
そもそもこの価格帯のスマホにカメラ性能を求める人は少ないと思いますので、そう考えれば十分な性能と言えるのではないでしょうか。
ストレージ容量(ROM, 外部メモリ)
内部ストレージは16GBということでかなり少なめです。
アプリを入れるだけで本体の容量がなくなってしまい、写真や音楽などを保存する余裕がなくなる可能性があるため、microSDカードでストレージ増設することをお勧めします。
64GBなら2000円程度、対応最大サイズの128GBなら4000円程度で購入することができます。
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その他の特徴
DSDS対応 nanoSIM×2+microSDのトリプルスロット
Moto E5はnanoSIMを2枚同時に挿入することができ、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しています。
さらに専用のmicroSDカードスロットが存在するため、DSDSを使用しながらSDカードを利用することができます。
スマホによっては2枚目のnanoSIMとmicroSDが兼用スロットになっているものもあるため、その場合はどちらか一方を諦めるしかありませんが、Moto E5はトリプルスロットのそういった心配はありません。
未対応機能、デメリットなどの注意点
・おサイフケータイ
国産スマホにはほぼ標準でついている防水/防塵、おサイフケータイに対応していません。
この価格帯のスマホであれば、この2つの機能に対応していないのは仕方のない部分ではあります。
どうしてもという場合は、他のスマホを選択することをお勧めします。
まとめ
Moto E5のスペックについてお伝えしました。今回のお話をまとめると、Moto E5の特徴はこんな感じです。
Moto E5の特徴
・2万円以下という圧倒的な端末代金の安さ
・5.7インチ、縦長の大画面ディスプレイ
・トリプルスロットでDSDS&microSDが同時利用可能
3Dゲームなど動作の重たいアプリを使用する場合は向きませんが、普通に通話やLINE、TwitterなどのSNSを使うだけであれば十分な性能です。
とにかく安くディスプレイの大きいスマホを手に入れたいという人にはお勧めです。
最近のスマホは重たいゲームをやらない人にとってはオーバースペックなくらいなので、ご自身の使用環境を考えて選択して下さいね!