どのインターネット回線もそうですが、ホームタイプ(戸建て)とマンションタイプ(集合住宅)でプランが異なります。
マンションタイプは光ファイバーを棟内で共同利用するためホームタイプに比べて月額料金が安く済みますが、共同利用のため通信速度が遅くなってしまうという欠点もあります。
auひかりの場合も他の回線と同様ホームタイプとマンションタイプがありますが、ネット上に存在する情報の多くはホームタイプのものであるため、マンションタイプでauひかりに申し込む場合には注意が必要です。
また、集合住宅といってもアパートの場合だと世帯数が少ない物件もあるため、その場合はホームタイプとマンションタイプのどちらに該当するのか気になりますよね。
そこで今回は、auひかりのマンションタイプのプランや特性、注意点などについて解説していきます!
auひかりのホームタイプは集合住宅でも契約できる?
集合住宅でも階数や部屋数が少ないアパートの場合は、マンションタイプではなくホームタイプでauひかりを導入できる可能性があります。
アパートでホームタイプを契約できる条件は、建物自体の階数が3階までであること。
小規模のアパートではauひかりのマンションタイプに対応していない可能性がありますので、その場合はホームタイプでの契約を検討しましょう。
ただし、3階までという条件を満たしていても立地条件や建物の環境によっては申し込みができないこともありますので、まずはauひかりを導入できるかどうかを電話で確認してみて下さい。
また、導入が可能な場合でも、物件によっては壁に穴を空けたりしなければならない可能性もありますので、そういった場合は後でトラブルにならないよう、事前に管理人の方に許可を取っておくことをオススメします。
ホームタイプを利用する場合のプランはこちらを参考にして下さい。
auひかりのマンションタイプのプラン
マンションタイプのプランと料金一覧
プラン | 配線方式 | 下り最大速度 | 月額料金 |
---|---|---|---|
タイプG | VDSL | 664Mbps | 4,300円 |
タイプV | VDSL | 100Mbps | 3,800円 |
タイプE | VDSL | 100Mbps | 3,400円 |
都市機構 デラックスG | LAN配線 | 664Mbps | 4,300円 |
都市機構 デラックス | LAN配線 | 100Mbps | 3,800円 |
マンション ギガ | 光配線 | 1Gbps | 4,050円 |
マンション ミニギガ | 光配線 | 1Gbps | 5,000円 |
タイプF | 光配線 | 100Mbps | 3,900円 |
マンションタイプにはプランがたくさんありますが、ユーザーがプランを選べるわけではありません。その物件にどのタイプが導入されているかどうかで、auひかりに加入した時のプランが自動的に決まります。
マンションタイプで最も多く導入されているのが「タイプV」です。こちらは下り最大速度が100Mbpsということで、ホームタイプで近年主流になっている1Gbpsに比べると約10分の1の速度になってしまいます。
マンションタイプにも下り最大速度が1Gbpsの「マンション ギガ」というプランがありますが、導入されている物件が少ないため、auひかりのマンションタイプで高速通信を行える環境はまだ実現しづらいのです。
auひかりのマンションタイプを申し込む場合は、申し込みを完了する前に自分の住んでいる物件だとどのプランになるのかをしっかり確認しましょう。
配線方式の違いと特徴
VDSL方式 | 集合型回線終端装置までは光ファイバーで、各部屋には電話線を使って送電する方式。マンションタイプでは最も多い方式で、特に世帯数の多いマンションによく見られる。下り最大速度は100Mbpsになってしまうため、通信速度は期待できない。 |
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LAN配線方式 | 集合型回線終端装置までは光ファイバーで、各部屋にはLANを使って送電する方式。VDSL方式に比べると安定性は高いが、下り最大速度が100Mbpsという点は変わらない。 |
光回線方式 | 集合型回線終端装置まで光ファイバーで、さらに各部屋にも光ファイバーを使って送電する方式。下り最大速度は1Gbpsのためホームタイプと最大速度は同じ。ただし、棟内で共同利用という性質上、ホームタイプに比べると速度が落ちる可能性がある。 |
光回線ということで、電柱から棟内の共同設備(集合型回線終端装置)までは光ファイバーなのですが、そこからは配線方式によって各部屋への送電方法が変わります。
まだ利用できる物件は少ないのですが、光回線方式である「マンション ギガ」であればマンションタイプでも下り最大速度が1Gbpsです。
共同利用という性質上、棟内での利用者が多いほど速度は落ちる可能性がありますが、これに関しては物件ごとに部屋数や利用者数が代わってくるため、一概にはなんとも言えないところではあります。
とは言え、光回線方式はVDSL方式に比べれば比較にならないほど早いですので、あなたの物件がマンション ギガに対応しているのであればauひかりはオススメです。
まとめ
- マンションタイプは物件によってプランが決まっている
- VDSL方式の「タイプV」の場合は速度が遅いため注意
- 「マンション ギガ」に対応してるならauひかりはオススメ
- auひかりマンションに対応していなくても、3階までの物件ならホームタイプに申し込める可能性がある
マンションタイプの場合はホームタイプと違って物件によって利用できるプランが自動的に決まってしまうため、引っ越し先でどうしてもauひかりを使いたいということであれば事前に必ずチェックしておきましょう。
また、3階までという条件はありますが、小規模のアパートの場合はホームタイプで契約できる可能性がありますので、マンションタイプに非対応の場合でも諦めずに確認してみて下さい!
マンションタイプでの契約でも、代理店によってはホームタイプと同じくらいの高額キャッシュバックを受けられるところもありますので、申し込みの際は以下の記事を参考にして下さいね。