あなたはスマホのプランを選ぶ時、どのような基準で料金プランを選んでいますか?
「たくさん使うから7Gぐらいかな」「毎日動画を見るから、とりあえず1番通信量の大きなプランにしよう!」など、適当に決めていませんか?
格安SIMはWi-Fiとセットで利用することで、データ通信量を抑えることができます。データ通信量を抑えることで、もしかするとより安い(通信量の上限が低い)プランに変更できるかもしれません。
今回は、Wi-Fiと併用するコツなど、データ通信量を抑え、よりお得に格安SIMを利用する方法を紹介していきたいと思います。
格安SIMとWi-Fiを活用して料金を安く使う方法
格安SIMは使い放題に対応しているものを選ぶ
格安SIMには、会社によってさまざまな「使い放題プラン」が用意されていることがあります。例えば、
- 動画サービス:YouTube, U-NEXTなど
SNS:Twitter, Facebookなど
音楽配信サービス:Spotify, LINE MUSICなど
こういったサービスが使い放題になるというプランです。
月々の利用料に追加することでサービスが使い放題になるものもあります。特定のサービスをよく利用する方は、このような使い放題プランを利用できないか検討してみましょう。
これらを利用することで、毎月のデータ通信量を抑え、よりお得に格安SIMが使えるかもしれません。
自宅や公共のWi-Fiを上手く活用してデータ消費をゼロに
格安SIMは、月々のデータ通信量に応じた料金プランが用意されています。契約する際には、3GBプランや10GBプランなど、毎月どのくらいデータ通信を行うかを考えて、料金プランを決定します。
このままでも毎月1,000円~2,000円程度で使えるため、大手キャリアに比べて月額料金は十分安くなります。ですが、Wi-Fiと併用することでより料金を安くできる可能性があります。
Wi-Fiに接続している間は、モバイルデータ通信を利用しません。
例えば、あなたがデータ通信量6GBのプランを利用しているとします。
実際にモバイルデータ通信を利用しているのは2GBほどで、残りはWi-Fiによる通信に切り替えて使用しているのであれば、毎月のデータ通信量は2GBです。この場合は、6GBプランの1つ下である、3GBプランで十分であるといえるでしょう。
普段、自宅でスマホを使用することが多い方は、自宅のWi-Fiに接続することで、データ通信量をゼロにすることができます。
パソコン用にインターネット回線を導入している場合は、無線ルーターを使用して、スマホからインターネット回線にアクセスすることが可能です。
外に出ることが多い方の場合、駅やコンビニ、カフェ等、公共の場にはたくさんのWi-Fiスポットがあり、これらを利用することができます。
自宅にWi-Fi環境がない、という方でも、公共のWi-Fiスポットを利用して、大容量のアプリのダウンロードや、コンテンツの閲覧をデータ通信量ゼロで行うことができます。
格安SIMは時間帯によって通信速度が遅くなってしまうデメリットがあります。また、毎月のデータ通信量の上限を超えると低速モードになります。
このまま使用するのは大きなストレスになりますし、データ量を追加で支払うのも避けたいですよね。Wi-Fiを利用することで、このデメリットを解消し、いつでも快適な速度で通信を行うことができます。
格安SIMを利用している方は、Wi-Fiを上手に活用することで、より安く、より快適に利用することが可能になります。
格安SIMのWi-Fiオプションも非常におすすめ
格安SIMにはWi-Fiオプションというものがあり、こちらを利用することで、全国各地にあるアクセススポットの利用が可能になります。
Wi-Fiオプションに対応しているアクセススポットについては、主に以下のようなサービスがあります。
- Wi2 300
BBモバイルポイント
Secured Wi-Fi
DoSPOT
格安SIM各社によって対応しているアクセススポットが異なり、例えばSecured Wi-Fiが利用できる主な店舗は、以下が挙げられます。
- カフェ: スターバックス、プロント、タリーズなど
コンビニ:セブンイレブン、ローソンなど
ファーストフード店:モスバーガー、ロッテリアなど
スーパーマーケット:イトーヨーカドー、ヨークマートなど
無料のWi-Fiスポットもいたるところに存在します。なのに、なぜWi-Fiオプションを利用する必要があるのでしょうか。
無料のWi-Fiスポットは利用時間が限られていることが多いです。例えばセブンイレブンで利用できる7SPOTは、1回の利用時間が60分、1日3回までと決められています。
そして、これらの無料Wi-Fiスポットの最大の弱点は、セキュリティの弱さです。
Wi-Fiスポットを検索する際に、鍵マークのないものを利用する場合は、特に注意が必要です。この状態でクレジットカード番号などの個人情報を入力するのは、流出の危険があるため、絶対に避けましょう。
通信速度に関しても、無料Wi-Fiに比べると早く、回線が安定しているのが特徴です。Wi-Fiオプションに加入することで、より安全で快適に、外出先でWi-Fiを使用することが可能になります。
使い放題に対応している格安SIM
BIGLOBEモバイル:YouTube、U-NEXT、AbemaTVなどが使い放題
BIGLOBEモバイルも使い放題に対応しています。ここではエンタメフリーオプションという人気のオプションプランを紹介します。
エンタメフリーは、YouTube, AbemaTV, Spotifyなどのエンタメ系サービスの使用について、データ通信量ゼロで使い放題にすることができるというオプションです。
プラン | 音声SIM | データSIM +SMS | データSIM |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
|
1GB | 980円 税込1,078円 | - | - |
3GB | 1,200円 税込1,320円 | 1,020円 税込1,122円 | 900円 税込990円 |
6GB | 1,700円 税込1,870円 | 1,570円 税込1,727円 | 1,450円 税込1,595円 |
12GB | 3,400円 税込3,740円 | 2,820円 税込3,102円 | 2,700円 税込2,970円 |
20GB | 5,200円 税込5,720円 | 4,620円 税込5,082円 | 4,500円 税込4,950円 |
30GB | 7,450円 税込8,195円 | 6,870円 税込7,557円 | 6,750円 税込7,425円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:280円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
以上全21種類のサービスが使い放題です。
ただし、公式アプリを利用していること等、いくつか条件があります。たとえ公式アプリを利用していた場合でも、外部リンクへの接続等は使い放題の対象外になるため注意が必要です。
さらに、例えばYouTubeのコンテンツアップロードやU-NEXTのダウンロードなど、一部の操作に関しても、使い放題の対象外です。また、当然各アプリの有料プラン等の月額は発生します。
対象サービスは今後も追加予定になっており、公式サイトでは、追加リクエストを受け付けています。
SNS使い放題であるLINEモバイルと良い対比になっており、どちらかを利用することで、よりお得に格安SIMを利用できる可能性が高まります。
まとめ
今回は、格安SIMをさらにお得に使用するための方法を紹介してきました。
Wi-Fiとセットで使用したり、特定のサービスに対して使い放題になるプランを利用することで、毎月の料金を抑えられる可能性があります。
あなたが現在適用しているプランも、実はよりお得に使える方法があるかもしれません。まずは、毎日の使い方をきちんと把握し、それに見合った料金プランやオプションがあるかを調べてみてはいかがでしょうか。