
電話番号宛にメールを送ることができるSMS(ショートメッセージサービス)。格安SIMの場合は使える場合と使えない場合があります。
LINEMO(ラインモ)は格安SIMではありませんが、月額料金的に格安SIMと同等のため、SMSが使えなくなるのではないかと心配している方もいるのではないでしょうか。
SMSを利用する機会は以前に比べるとかなり減りましたが、やはり使えないと困るという場面もあります。そのため、使えるかどうかは事前に知っておくべきでしょう。
今回は、LINEMOでSMSを使うための方法について解説していきます。
LINEMOでSMSを送信&受信するためには
LINEMOはすべてのプランでSMSが使える
ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 900円 税込990円 | 2,480円 税込2,728円 |
データ容量 | 3GB | 20GB |
5分 かけ放題 | 500円 1年間無料 | 500円 1年間無料 |
24時間 かけ放題 | 1,500円 | 1,500円 |
上記表はLINEMOのプラン一覧です。LINEMOはすべてのプランにおいてSMSを使うことができます。
格安SIMだと標準でSMSの機能がついていないものもあったりしますが、LINEMOではそのような心配はありません。
SMSの利用に別途オプション料金がかかることもないため、3GBプランならわずか月額900円で利用することができます。
LINEMOで+メッセージ(プラスメッセージ)は使えない
ドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアでは、2018年にSMSの進化版である「+メッセージ」の提供を開始しました。
SMSの場合は他社宛は最大全角70文字まで、写真や動画の送信は不可でしたが、+メッセージの場合は最大全角2,730文字まで、写真や動画の送信が可能な他に、グループメッセージや音声メッセージなどが利用できます。
さらに+メッセージは送受信方法がパケット通信のため、データ定額が当たり前の昨今、SMSのように別途料金が発生することがありません。
このようにSMSの相当な進化版ではありますが、進化版と言っているだけでSMSと+メッセージはまったくの別物であり、LINEMOや格安SIMでは利用することができません。
大手キャリアの公式発表の中に「MVNO (仮想移動通信事業者) などへの提供についても、導入希望に応じて検討を進めていきます。」という一文もあるため、今後の対応を期待しましょう。
LINEMOでSMSを送信・受信する方法と料金
LINEMOのSMSの送信料・受信料
SMSの送受信料は大手キャリアと特に変わりません。
SMSの受信料は無料です。
送信料は送信する文字数によって変わります。
送信文字数 | 1回あたりの料金(税抜) |
---|---|
全角1〜70文字 | 3円 |
全角71〜134文字 | 6円 |
全角135〜201文字 | 9円 |
全角202〜268文字 | 12円 |
全角269〜335文字 | 15円 |
全角336〜402文字 | 18円 |
全角403〜469文字 | 21円 |
全角470〜536文字 | 24円 |
全角537〜603文字 | 27円 |
全角604〜670文字 | 30円 |
厳密には70文字までは1通分、134文字までは2通分、それ以降は67文字毎に1通分で通数分×3円の料金が発生するという仕様のようです。そのため、端末によっては分割して受信されることもあります。
また、70文字を超えて送信できるかどうかは回線や利用している端末によって異なります。もし送信できないた場合は、分割して送信しましょう。
LINEMOでSMSを送信・受信する方法
LINEMOでのSMSの利用方法は大手キャリアと特に変わりません。
iPhone, Androidともにプリインストールされている「メッセージ」のアプリからSMSを送受信することができます。(Androidの場合は機種によってアイコンが違う可能性があります)
LINEMOでSMSが送れない・届かない場合の原因と対策
送信可能な最大文字数を超過している
先述の通り、SMSで1度に送れる文字数は上限が決まっています。文字数を減らすか、どうしてもそのまま送りたい場合は分割して送信しましょう。
画像を添付している
SMSでは画像を送信することができません。画像を削除して送信しましょう。
受信側がSMSを利用できない
SMSなしデータSIMのようなSMSが使えないSIMカードでも、基本的に電話番号は存在しています。ただし、電話番号があってもSMSに対応していなければ受信はできません。
また、一部タブレットなど端末によってはSMSが利用できないものもあります。受信側がSMSを利用できない場合は、こちらではどうしようもありません。
受信側がSMS拒否設定をしている
受信側がSMSの受信拒否設定をしていると、SMSを送ることができません。
拒否設定にはすべてのSMSを拒否する、他事業者のSMSを拒否する、個別番号拒否などさまざまあります。
メールアドレス宛の迷惑メールと同じように、SMSでもある時を堺に迷惑メッセージが届くようになることもあるようです。その際、すべてのSMSを拒否に設定してそのまま忘れているパターンもあります。
相手が親しい人であれば、SMS拒否設定を見直してもらうようお願いしましょう。個別番号拒否の場合は諦めて下さい。
電話番号を間違えている
初歩的なミスではありますが、割とありがちなパターンです。特に電話帳からの呼び出しではなく直接入力だと起こりやすいので、送信できなかった場合は電話番号が合っているか一度確認して下さい。
まとめ
LINEMOでSMSを使うための方法について解説しました。
LINEMOではすべてのプランでSMSを使うことができ、SMSの利用のみを目的とするのであれば月額900円から利用できます。
SMSの使い方は大手キャリアの時とまったく同じです。料金が安くなるからといってSMSの使い勝手が変わることはないので安心して下さい。