外出先のコンビニ、レストラン、カフェ等で使えるWi-Fiって便利ですよね。Wi-Fiに接続できれば、毎月の通信速度を気にせずにゲームができるし、子供にせがまれて動画を見せることも可能になります。
しかし、それは3大キャリアで契約しているからこそできるサービスだと思っていませんか?格安SIMは使用料金が安い分Wi-Fi等のサービスは充実していない、と思い込んでいませんか?今更聞けない、でも知りたい、格安SIMと公衆Wi-Fiの使い方についてまとめてみました!
公衆Wi-Fi、無料Wi-Fiについて
公衆Wi-Fiの利用用途
そもそもWi-Fiとは何かを説明できますか?Wi-Fiとは、スマホやパソコン、タブレット等の端末を、コード等で繋がずとも接続させられる技術のことです。
スマホを例に挙げると、普段スマホ接続されているのはLTE回線ですので、スマホの画面の中にLTEの文字があるはずです。
LTE回線は契約内容によって月々●GBまでなら速度が速いけれども、契約した容量をオーバーしてしまうと途端に速度が遅くなるという仕組みになっています。
動画が見づらい、ネットのページの読み込みが遅い等、色々弊害があるため、月末になるとやきもきしてしまう人もいるでしょう。
でもそれがWi-Fiに接続されるとそのような制限がないので、タイミングや契約内容等に関係なく、いつでも快適なネット環境を過ごすことができます。
では、このWi-Fiを利用するにはどうすれば良いのでしょうか?
自宅で使いたいのであれば、Wi-Fiルーターを導入すればOKです。最近では自宅の工事をせずとも、専用の機器を置くだけでwi-Fiが使えるようになっています。しかし、自宅以外の場所、例えば仕事先やレジャーの場で使いたい場合もありますよね。
そんな時に便利なのが「公衆Wi-Fi」です。その代表的なものがコンビニです。
セブンイレブンには「セブンスポット」、ファミリーマートには「ファミマワイファイ」、ローソンには「ローソンフリーワイファイ」があります。最初だけ登録や設定が必要だったりしますが、誰でも気軽に利用できます。
Wi-Fiを利用したいお客さんが増えるので集客が増え、休憩のためにお茶や食事を買うことで売り上げも上がる等、お店にWi-Fiがあることはお客さんにとってもお店にとってもメリットがあるのです。
公衆Wi-Fiのデメリットと注意点
ですが、無料で使えるからといって良いことばかりというわけにはいきません。公衆Wi-Fiにはデメリットや注意点も存在します。
自宅で使用しているWi-Fiルーターに比べて速度が遅い場合がある
1つの接続先を大勢の人が利用するので、どうしても遅さが発生してしまうのです。通信料は消費するけれども、遅いくらいならLTEの方が良かったという話も聞こえてきます。
無料で使わせてもらっているので多少速度が遅くても気にしないという人もいるでしょうし、せっかくのサービスなのに回線が遅くて期待外れ!と思う人もいるでしょうから、万人が不満に思うことではないかもしれませんが、デメリットですよね。
セキュリティ面の甘さ
他者にパスワード情報を奪われてしまう、なんていうトラブルが有り得ます。インターネットのサイトで使用しているパスワードが全て同じだったという場合は、その奪われたパスワードを悪用されて、不正にお金が引き出されたり、個人情報を見られることも!
無料だからと言って、名前を聞いたことがないような公衆Wi-Fiに接続すると危険です。
Wi-Fiを使うなら有料Wi-Fiオプションがおすすめ
今紹介した通り、公衆Wi-Fiにも少しデメリットがありますので、その弱点を補うためには「有料Wi-Fiオプション」を使うのがベターです。
例えば、NTT東日本では月々200円でカフェや駅等でWi-Fiが使えるサービスを提供しています。
当然有料のものに比べると、セキュリティ対策がしっかりしています。
仕事で機密情報を扱うとか、ネットバンキングで送金のやり取りをすることが多い等特殊な事情のある方は有料Wi-Fiがおすすめです。
そこまでお金をかけなくても良いなあ、と思う方は、せめて無料のWi-Fiに接続している間だけはパスワードを使うようなサイトを見ない、クレジットカード情報を使用しない等の心がけが必要です。
Wi-Fiオプション(有料Wi-Fiスポット)が使える格安SIM
格安SIMに変えても問題なくWi-Fiが使えるかどうかは、3大キャリアユーザーの関心事の1つです。そこで、実際の格安スマホで提供されているサービスについて、まとめてみました。
【UQモバイル】3種類のWi-Fiスポットが無料で使い放題
まずは、CMで御馴染みのUQモバイルです。UQモバイルの契約者が利用しているのは、「Wi2 300 for UQ mobile」というサービスです。
「Wi2 300」と「UQ Wi-Fi」の2つにWi-Fiスポットに対応していて、上記画像のマークが貼られている駅、飲食店、空港等で無料でWi-Fiが使えます。
ただ、このサービスは2019年7月30日にを持って新規の募集をやめています。それに代わるサービスが「ギガぞう」です。
このサービスを導入すれば、会員専用に高いセキュリティに守られた環境でWi-Fiが使えるということで、Wi-Fiの使い方も日々めまぐるしく変わっていきます。
ギガぞうの月額料金は463円なのですが、UQモバイルのユーザーであれば無料で使える「フリープラン」もあり、「Wi2 300」のベーシックエリアを使用することができます。
ギガぞうのフリープランで対応しているのは「Wi-Fiスクエア Wi2 300」「UQ Wi-Fi」「BBモバイルポイント」の3つです。
スタンダートプランの場合は月額料金がかかる代わりに、上記3つに加えて有名所のカフェやファミレスやファーストフード店なども加わります。たった500円/月でこれだけ多くの場所でWi-Fiスポットが使えるのは正直安いです。
普段よく行く場所がフリープランで対応できる範囲なら無料で使って、そうでない場合はスタンダードプランで使うと良いでしょう。
【BIGLOBEモバイル】2種類のWi-Fiスポットが6GB以上なら無料、それ以外は250円/月で使い放題
BIGLOBEモバイルのWi-Fiオプションが対応しているのは「Do SPOT」と「Secured Wi-Fi」の2つです。
BIGLOBEモバイルのWi-Fiオプションは、3つの特長があります。
- スポットの数が全国83,000箇所
- 高セキュリティと高速通信の両立
- オートコネクト(自動で接続される)
1ライセンス月額料金250円で利用できますが、データ容量が6GB以上のプランの場合は1ライセンス分は無料で使用することができます。
ただし、1ライセンスにつき接続できるのは端末1台です。最大10ライセンスまで申し込みできるので、スマホ、パソコン、ゲーム機等接続させたいものがたくさんある人はその分の申し込みが必要です。
【楽天モバイル】2種類のWi-Fiスポットが362円/月で使い放題
楽天モバイルのWi-Fiオプションは、「楽天モバイルWiFi by エコネクト」というサービス名です。
「BBモバイルポイント」と「Wi2 300」という2つのWi-Fiスポットに対応しており、あわせて全国69,000以上のスポットで利用できます。
月額料金362円ですが、2019年8月時点の公式HPの情報によると、新規で契約した場合最大2ヶ月無料等のキャンペーンも行われております。
加入するタイミングによって割引も変わってきますので、キャンペーンの内容はチェックしておきましょう。
【IIJmio(みおふぉん)】2種類のWi-Fiスポットが362円/月で使い放題
ちょっと聞き慣れない名前ですが、IIJmio(みおふぉん)という格安スマホがあります。
「IIJmio WiFi by エコネクト」というオプションで、「BBモバイルポイント」と「Wi2 300」の2つのWi-Fiスポットに対応してます。
mineo公式サイトで公表されているスポット数は全国140,000箇所以上ということなのですが、対応しているWi-Fiスポットは楽天モバイルと同じで月額料金も同一です。
どちらが正解なのかは謎ですが、どちらにしろ料金的にも安く使える箇所も多いのでおすすめのオプションです。
まとめ
以上、格安スマホとWi-Fiの関係についてまとめましたが、格安スマホにしたからといってWi-Fiを諦めなくても良いことが分かりましたね。
後は接続できるスポットの数、料金等の違いで見比べてみると、きっと納得のいく格安SIM選びができると思います。
本体の使用料金だけではなく、このようなオプションがいかに充実しているかも是非注目して下さい。