
格安SIMを選ぶ理由は、「月々の支払いを安くして節約したい」「お金をかけずに2台目を持ちたい」「お試しで安く子供に持たせたい」等、ズバリお金が安く済むですよね。
事実、格安SIMは大手キャリアの回線を利用しているので事業コストが少なくすむため、契約者に安くサービスを提供できるのです。
安いといってもイメージが沸かないと思うので、おすすめ格安SIMがどのくらいの料金で利用できるのか調べてまとめてみました。
格安SIMがおすすめな理由
大手キャリアだと8,000円/月以上かかるところを2,000円/月以下で使用できる
格安SIMと比較するため、まずは大手キャリアでおすすめされているプランは、月々いくらぐらいなのかを比較してみましょう。
ドコモで一般的なプランは、ギガホ(音声通話・データ通信が一体化されたプランで、毎月最大30GBまで速度制限なし、30GBの容量超過後も送受信最大1Mbpsの速度で利用可能)で、定期契約なしだと月々8,480円です。
auで一般的なプランは、auデータMAXプラン(動画配信、ストリーミングサービス等、大量のデータ通信や長時間接続をともなうサービスを利用する場合は通信速度の制限ありといった条件あり)で、月々8,980円です。
SoftBankで一般的なプランは、ウルトラギガモンスター+(「データ定額 50GBプラス」「通話基本プラン」「ウェブ使用料」の総称)で7,480円、これに準定額オプションをつけたら7,980円、定額オプションをつけたら月々8,980円になります。
格安SIMの月額料金は、音声通話機能付きでも1,000円~2,000円で使えます。大手キャリアでどんなに割引を利用したとしても、この金額まで安くすることは到底無理なことは想像に難くありません。
2年縛りがないため乗り換えの自由度が高い
格安SIMは月々の料金が安いだけではなく、大手キャリアに必ず存在する、多くの人の悩みのタネでもある2年縛りがありません。
この2年縛りがあるせいで、途中解約には10,000円近いお金がかかるからと、大手キャリアから格安SIMに変えるタイミングを待っている人もいるくらいなので、2年縛りがないと自由度が高くなりますね。
ただ注意してほしいのは、格安SIMにまったく縛りがないかと問われれば、その答えはNOだということです。
格安SIMには「最低利用期間」というルールがあり、その期間内に解約した場合はお金が発生するけど、利用期間を超えればそれ以降は解約してもお金が発生しませんよ、というもの。
大手キャリアの2年縛りは、2年使って更新月になっても契約をそのままにしておいたらまた新しく2年縛りがスタートしてしまいます。
それに比べたら、格安SIMの最低利用期間の方が契約の自由度が断然高いのうえに、値段も抑えられるのが分かります。
格安SIMの最低利用期間はだいたい半年か1年ですが、中には最低利用期間がまったくないというものもあります。
最低利用期間は格安SIMによって異なるので、希望の格安SIMがある場合はしっかりチェックしておきたいところです。
サービスエリアは大手キャリアと同じ
格安SIMに対するイメージは「安かろう悪かろう」というマイナスイメージとともに、「つながりにくそう」という不安もあり、この点から乗り換えることに躊躇している人もいます。
しかし、格安SIMがつながりにくいというのは思い込みで、格安SIMでも通常で使用する分には問題なくつながるのです。
なぜなら、格安SIMは自社で回線を持っているのではなく、大手キャリアの回線を借りてサービスを運営しているため、大手キャリアとサービスエリアは同じなんです。
例えばドコモを使用している人が今までと同じように使いたいのであれば、ドコモの回線を借りて契約すれば同じように使えます。
「格安SIMは都市部じゃないとつながらない」とか「地方は設備が整ってないからつながらない」なんて思っていた方、それは勘違いですからこれを機に認識を改めるべきです。
おすすめの格安SIM
LINEモバイル:LINE, Twitter, Instagram, Facebookが使い放題
LINEモバイルは人気女優さんがCMで宣伝しているため、目や耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
LINEモバイルがユーザーから支持を得ている理由は、LINE、Twitter、Facebook、Instagramなどがデータ消費がゼロになる「データフリー」機能があるからです。
LINEモバイルの名の通り、LINEに関するサービスが優遇されるのは当然ですが、それ以外のTwitter、Facebook、Instagram等の主要なSNSもデータ消費ゼロの対象になるのが利点です。
音声通話、スタンプの送信、写真の投稿、ツイート、コメントといった基本的な操作にはデータを消費しないので、思う存分使えるのが良いですね。
なお、料金プランはデータSIM(SMS付き)の容量3GBで月々980円~、音声通話SIMの容量3GBで月々1,480円~とお得です。
BIGLOBEモバイル:YouTube、AbemaTV、U-NEXTなどが使い放題
プラン | 音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
|
1GB | 980円 | - | - |
3GB | 1,200円 | 1,020円 | 900円 |
6GB | 1,700円 | 1,570円 | 1,450円 |
12GB | 3,400円 | 2,820円 | 2,700円 |
20GB | 5,200円 | 4,620円 | 4,500円 |
30GB | 7,450円 | 6,870円 | 6,750円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:280円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
BIGLOBEモバイルは、プロバイダとして実績のあるBIGLOBEが運営している格安SIMで、通信品質に定評があります。
また、人気のエンタメフリー・オプションなら、一定料金を支払ってしまえば、対象の動画や音楽をデータ通信量の制限なく使い放題できます。
おまけに対象動画とは、YouTube、AbemaTV、U-NEXTといった私達がよく見る主要なサービスばかりです。
それ以外もGoogle Play Music、YouTube Music、Apple Music、最近ではdヒッツやdマガジンといった新たなコンテンツも追加されました。
BIGLOBEモバイルは月額料金、スマホ端末、オプションの割引やポイント還元など、常に何かしらのキャンペーンを行っていてお得に契約できるため、おすすめ候補の1つに挙げたい格安SIMです。
基本的な料金ですが、データSIM(SMS付き)の容量3GBで月々1,020円~、音声通話SIMの容量3GBで月々1,600円~で、LINEモバイルに比べると若干安いです。
エンタメフリー・オプションをつける前提で考えるとBIGLOBEモバイルの方が高くなるので、使用するアプリによって選ぶとよいでしょう。
UQモバイル:格安SIMの中でも通信速度がトップクラス
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
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くりこし プランS (3GB) | 1,480円 | 最大300kbps |
くりこし プランR (10GB) | 2,480円 | 最大1Mbps |
くりこし プランL (10GB) | 3.480円 | 最大1Mbps |
データ 高速プラン (3GB 225Mbps) | 980円 (通話不可) | 最大200kbps |
データ 無制限プラン (容量無制限 500kbps) | 1,980円 (通話不可) | - |
UQモバイルは、auの関連会社が運営している格安SIMで、au 4G LTEに対応しているため、全国どこでも高速でつながるのが人気です。通信速度は格安SIMの中でもトップクラスです。
CMでは深田恭子さんを筆頭にした美人三姉妹が登場したり、懐かしのガチャピンやムックも出演していたりで、その面白さに目が奪われがちですが、携帯電話会社としてのサービスも充実しています。
対象サービスを利用すればデータ消費ゼロ、余ったデータは繰越可能、充実した端末のラインナップ、そして即日切り替え可能なスピード感ある対応。
これらのサービスがウケたことで、UQモバイルはお客様満足度NO.1の栄光を獲得したこともあります。通信速度を重視するのであれば非常におすすめできる格安SIMです。
Y!mobile:ソフトバンクのサブブランドで安定した通信が可能
プラン名 | 月額料金 | 通話 |
---|---|---|
プランS (3GB) | ~6ヶ月目:1,980円 7ヶ月目~:2,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
プランM (9GB) | ~6ヶ月目:2,980円 7ヶ月目~:3,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
プランR (14GB) | ~6ヶ月目:3,980円 7ヶ月目~:4,680円 | 1回10分の通話が 回数無制限で無料 |
Y!mobileは、2014年に誕生したソフトバンクのサブブランドで、使用するネットワークも当然ソフトバンクです。自社回線でサービスを行っている数少ない格安SIMです。
よって、全国幅広く、安全かつ高速通信が利用可能な格安SIMとして人気で、CMでは「ワイモバイル~♪」という歌詞もついて宣伝されているので、聞き覚えのある方もいるでしょう。
スマホプランS、容量3GBで月々1,480円~となっており、おまけに国内通話は何度かけても無料です。
ネット、電気、スマホをY!mobileを契約するとおうち割が適用されるので、ただでさえ安い月額料金をより下げることも可能です。
まとめ
以上、格安SIMの実際の料金についてまとめてみましたが、具体的にどのくらい安くなるのかイメージがつかめましたか?
月々の料金は、大手キャリアが約8,000円に対して格安SIMは約2,000円ですから、その差は約6,000円/月。年間にすると約72,000円もお得です。
固定費の削減でこんなに効果があるものはありませんので、是非格安SIMに切り替え、浮いたお金を貯金やレジャー等別のことに使いましょう。