最近は小さなお子さんにスマホを持たせるのも珍しくありません。
自分がソフトバンクで働いていた時も、中学生のお子さんがいるご家族は当たり前のように買いに来てましたし、小学生のお子さんに買ってあげるという人もけっこういました。
格安SIMの場合は大手キャリアより月額料金が安く、例えばLINEモバイルの場合なら月500円から利用することができるため、より一層お子さんにスマホを持たせてあげやすい環境になりました。
ただ、いくらスマホを持つ年齢が下がってきたと言っても、スマホを持たせたことによりネットの危険にお子さんが晒される可能性があるのは親御さんとしては不安だと思います。
そこで利用したいのがフィルタリングソフトですが、LINEモバイルでは「i-フィルター」というフィルタリングアプリが無料で提供されています。
今回は、そんなi-フィルターの詳細と設定方法について解説していきます!
フィルタリングソフトの重要性
利用者が18歳未満の場合、契約・機種変更の際に店頭などでフィルタリングアプリの設定が義務付けられていることを知っていましたか?
18歳未満のお子さんのネット上での被害は年々増加しています。特に最近はSNSが盛んなため、出会い系だけでなくSNSでの被害も多くなっています。
フィルタリングソフトを使うことで青少年にとって有害な情報を含むサイト、ネット被害にあう可能性があるサイトにはアクセスができないようにして、ネットをきっかけとした事件や犯罪に巻き込まれるのを未然に不正ぐことができます。
スマホ所持の低年齢化が進んでいる時代だからこそ、フィルタリングソフトはより重要性が高まってきています。
大手キャリアでスマホを購入する場合は店頭で設定してもらうことができますが、基本的にネット購入である格安SIMの場合は自身で設定をする必要があります。
面倒くさがって設定をサボる人も多いですが、フィルタリングを設定するのはお子さんためです。ネットの危険に晒すことのないよう、当記事をよく読んで必ずフィルタリングソフトを導入して下さい。
LINEモバイルの「i-フィルター」はPTA推奨の高性能フィルタリングソフト
LINEモバイルで利用できるのは「i-フィルター」というフィルタリングソフトです。本来i-フィルターは年間利用料4,000円で提供されている有料ソフトですが、LINEモバイルの場合は無料で利用することができます。
簡単にフィルタリング設定が可能かつフィルタリングの精度が高いということで、日本PTA全国協議会にも推薦されています。
i-フィルターを使ってできることは以下の通りで、iPhone(iOS)とそれ以外のスマホ(Android)では多少機能が異なります。
- 67種類のWebカテゴリの中から年齢に合わせて簡単フィルタリング
- Webサイト許可、拒否設定
- 購入ページのブロック機能
- リモートでのインターネット利用状況確認
- インターネットの利用時間制限
- アクセスカテゴリの割合統計
- 検索単語ランキング
- 一定期間無効化の場合の通知メール
- アプリの個別フィルター設定(Android版のみ)
- 端末の利用時間制限(Android版のみ)
- 位置情報・発着信履歴確認(Android版のみ)
i-フィルターのiOS版、Android版共通機能
i-フィルターのWebフィルタリングカテゴリ
上記写真はフィルタリングできるカテゴリの一例です。
「ファミリー」「小学生」「中学生」「高校生」「大人」の5つからお好みのフィルター強度を選択することで、67種類のカテゴリの中からそれぞれの年齢にあったカテゴリフィルタリングが自動でされます。
手動でフィルター強度を選択する以外にも、利用者の生年月日を使って推奨のフィルター強度設定を自動適用させることもできます。
その他、個別で見せたくないサイト、見せても良いサイトがある場合にはURL指定をすることもできるため、もしフィルタリングカテゴリでカバーできていないサイトあった場合の閲覧ブロックや、フィルタリングした上で見せてもよいサイトがある場合の閲覧許可なども細かく設定することができます。
また、極めて限られたサイトしか使わせたくないという場合には、ホワイトリスト機能を使うことでURL登録したサイトだけを表示できるようにすることもできます。
i-フィルターの購入ページブロック
お子さんが携帯電話を使用する上でもう1つ気をつけたいのが「高額請求」。
サイトによってはスマホの月額料金と合算という方法で決済ができるものもありますので、請求が来た時に初めてとんでもない料金がかかっていることに気づくというケースも少なくありません。
通販サイトやゲームの課金など、お子さまが勝手に使ってしまうのを未然に防ぐことができれば、高額請求の心配をすることもなくなります。
i-フィルターのインターネット利用状況確認
i-フィルターを設定しているスマホのインターネット利用状況をいつでも確認したり、アクセスしたサイトの履歴や検索した単語を調べることができます。
例えばお子さんのスマホにi-フィルターを導入した場合、親御さんのスマホや自宅のパソコンなどからリモートでお子さんのスマホのネット利用状況を把握することができます。
フィルタリングをかけているとは言っても、Webサイトは何億とあるわけですから、親御さんが想像していなかったサイトを閲覧している可能性はあります。
お子さんが普段どういうサイトを見ているかを確認して「これは見せたくない!」というサイトがあれば、先述した個別URL拒否設定でよりフィルター強度を高めることが可能です。
アクセスしたサイトや検索した単語を確認できる機能は、フィルタリングでブロックしたサイトにアクセスした場合も履歴として残るため、お子さんが現在どういった事やサイトに興味を持っているかを把握するのに使うこともできます。
i-フィルターのインターネットの利用時間制限
曜日、時間帯ごとのインターネット利用制限や、1日あたりの利用できる時間の長さを決めて制限することができます。
小さい頃よく「ゲームは1日1時間まで!」と親に言われていたアレを自動的にやってくれるといった感じです。
特に最近はスマホ依存症という言葉もあるくらいですから、お子さんにスマホを持たせることによって健康や学業に影響を及ぼすのではないかと心配する親御さんは多いでしょう。
この機能を使えばインターネット利用を細かく制限できるため、スマホの使いすぎによる悪影響を心配する必要がなくなります。
i-フィルターのAndroid版のみ利用できる機能
ここからご紹介する機能はi-フィルターのAndroid版のみ対応している機能で、iOS(iPhone)では利用することができません。
そのため、よりフィルタリングの強度を上げたい場合にはAndroidを選択することをお勧めします。
LINEモバイルではAndroidスマホの取扱が豊富で、最も安いものだと端末代金が月々800円程度の機種もあるため、月額料金と合わせても最安値で約1,100円で使えます。
i-フィルターのアプリフィルタリングカテゴリ
こちらもWebカテゴリフィルタリングと同様に、5つのフィルター強度からお好みのものを選択することで簡単にフィルタリングが可能で、対象カテゴリのアプリ起動を制限することができます。
アプリのフィルタリングカテゴリは32種類で、カテゴリフィルタリングとは別に個別でアプリの許可/禁止を設定することもできます。よく使われるLINEやTwitterのみを許可したいという場合に使えますね。
i-フィルターの端末利用時間制限
iOS版との共通機能で「インターネット利用制限」はありましたが、「端末利用時間制限」ではスマホ本体の利用可能な曜日・時間帯を設定することができます。
インターネットを使えなくするだけでもかなり制限をすることができますが、スマホアプリの中にはモバイル通信を行わずに使用ができるものも存在します。
スマホはもはやゲーム機みたいなものですし、アプリの種類は非常に豊富ですので、スマホが使えるだけでもスマホに張り付きっぱなしになる可能性があります。
この機能を使えばわざわざ物理的にスマホを取り上げる必要もなくなりますので、安心につながるだけでなく親御さんの手間も減って助かるでしょう。
i-フィルターの位置情報履歴確認
i-フィルターを設定してるスマホの位置情報の履歴を確認することができます。
初期状態では位置情報を検索する曜日と時間帯が「毎日15:00~21:59」に設定されていますが、曜日と時間は自由に設定することができます。(時間の最小単位は30分)
位置情報履歴は日別で確認することができ、その日にお子さんが行った場所を一覧で確認することができます。
i-フィルターを解除したり削除される心配はないのか?
「フィルタリングソフトを導入していても子どもが勝手に解除したり削除したりしてしまうんじゃないか…」と親御さんは心配になると思います。
特に子どもはスマホの使い方を覚えるのも早いので、知らないうちにi-フィルターを削除されてしまってはまったく意味がありません。
しかし、i-フィルターは簡単に解除やアンインストールができないようになっています。
i-フィルターのアンインストール防止設定は、i-フィルターの管理画面から設定を変更しない限りは解除されません。
親御さんがログイン用メールアドレスとパスワードを管理していれば、お子さんにi-フィルターを無効化されるのはまずないということです。
また、もしi-フィルターが無効化するような事態が発生した場合には、保護者向けに無効化通知メールを送る設定もできるため安心です。
1分で完了!i-フィルターの導入方法
i-フィルターの導入は、LINEモバイルのマイページから簡単に行うことができます。
まずはLINEモバイル公式サイトからマイページにログイン。
左メニューから「プラン・オプション」をクリックし、「フィルタリングオプション」の右にある「変更する」をクリック。
「利用する」を選択して「申し込む」をクリック。
フィルタリングアプリコードが表示されます。i-フィルターをスマホにダウンロードした後、i-フィルターのシリアルID入力でこちらを使用するため、画面をそのままにしておくかコードをメモしておきましょう。
スマホで「https://www.daj.jp/cs/r/mdmb/」にアクセスして、i-フィルターをダウンロード。シリアルIDの入力画面になったら、先ほどのフィルタリングアプリコードを入力して導入完了です。
LINEモバイルでお子さんにスマホを持たせるなら月600円のベーシックプランがお勧め
LINEモバイルには上記表の通り、「ベーシックプラン」「SNSデータフリー」「SNS音楽データフリー」という3種類のプランがあります。
それぞれのプランで使い放題になるアプリが異なるのですが、お子さんに持たせるのであれば月600円で使えるベーシックプランのデータSIM 500MBがお勧めです。
LINEフリープランはその名通りLINEアプリが通信量カウントフリーで使い放題です。
今の若い子のスマホでのやり取りは、通話もメッセージも電話番号やメールアドレスを使わず、ほぼすべてLINEだけで完結しています。そのため、電話番号を使った発着信ができないデータSIMでもお子さんに持たせるには十分です。
むしろお子さんが電話番号宛の発信を行って通話料がかかってしまう可能性を無くせるため、敢えてデータSIMを選択した方が良いとも言えます。
お子さんが大きくなってもっと他のアプリも使いたいとなった時は、SNSデータフリープランに変更すればLINE, Twitter, Facebookの主要SNSを使い放題にすることもできます。
コミュニケーションフリーの3GBでもデータ通信SIMならわずか月1,260円なので、大手キャリアで月7,000円以上かかってしまうことを考えれば圧倒的な安さです。
親御さんが使っていたスマホをお下がりでお子さんにあげれば、かかる費用は月額料金のみ。もし新しい機種を購入する場合でも、LINEモバイルでは端末代金が最安800円/月程度から取り扱いがあるため、月額料金と合わせても最低1,100円/月程度から利用することができます。
まとめ
LINEモバイルで無料で利用できるフィルタリングソフト「i-フィルター」について解説しました。
ソフトバンクで働いていた時も感じましたが、スマホのフィルタリングソフトに対する認識は甘く、親御さんも知識がないことがほとんどでした。
お子さんが安全にスマホを利用できるかどうかは、本人の使い方だけではなく親御さんがしっかり管理できるかどうかにもかかっています。
安心してスマホを使わせることができるよう、お子さん用のスマホを用意したら何よりも優先してi-フィルターによるフィルタリング設定を行いましょう!
LINEMOは1.2万円分のPayPayプレゼント
ちなみにLINEMOでは
- 新生活応援キャンペーン2024(~5/7)
スマホプラン 12,000円分のポイント還元 - データ追加購入が半年間おトクキャンペーン
+3GB/月プレゼント(ミニプランが6GB) - 新規契約でフィーバータイム(~5/7)
スマホプラン6千円分
ミニプラン3千円分のポイント還元