auひかりは料金も安く、独自回線を使っているため他の回線よりも通信速度がダントツに速いということで注目を集めています。
しかし、どんなものにも良い面と悪い面は必ずあります。auひかりを契約する前に、デメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。
今回は、auひかりの6つのデメリットについて解説していきます!
auひかりは提供エリアがフレッツ光より狭い
インターネット回線で最も知名度の高いフレッツ光は提供エリアのカバー率が90%以上ですが、auひかりのカバー率はまだ75%程度のため、申し込みができない場所も多くあります。
フレッツ光以外の多くのインターネット回線も、光コラボレーションによりフレッツ光の回線を使用しているため提供エリアが広いのですが、auひかりは独自回線のためエリアの拡大にはまだ時間がかかりそうです。
しかし、提供エリアが狭いのは対応エリアの人にとってはメリットとなります。フレッツ光は使用者が多いため回線が混雑しますが、auひかりの場合はそういった心配がありません。
引っ越し先でauひかりを使用したい場合は、エリア内かどうかを事前にしっかり確認しておきましょう。
特にマンションタイプは注意が必要で、集合住宅は引き込んだ光ファイバーを棟内で共同利用するという形式のため、マンション自体がauひかりを導入していない場合、自分の部屋だけauひかりを引くということは基本的にできません。
未対応エリアの場合はどう頑張ってもauひかりを契約することはできませんので、他社回線を選びましょう。
auひかりは開通までに時間がかかる可能性がある
auひかりの公式ホームページには、申し込みから利用可能になるまでの期間は以下のように記載されています。
ホームタイプは1~2ヶ月、マンションタイプは約2週間ということで、ホームタイプの場合はかなり時間がかかってしまいます。
フレッツ光や光コラボの回線の場合、既に回線が引かれていることも多いため利用開始までが早いことがほとんどですが、auひかりの場合は独自回線のため、ほぼ間違いなく工事が必要になります。
そのため、利用開始までの期間が長くなってしまうのは仕方ないと言えます。
実際にどれくらいの期間がかかるかは人によってバラつきがあるようで、2~3週間で工事が済んだ人もいれば、やはり2ヶ月かかってしまったという人もいます。
ネット開通まであと1週間・・・・・
2か月かかりました・・・・AUひかりとかのKDDI系列は電信柱系が弱いみたいです。
だから工事ができなかったとか(*´Д`)急ぎの人とかは拘りがないなら、KDDI以外のネットおすすめです( 一一)
— せいあっど (@seiaddo) November 6, 2020
場所によっては工事に市役所の許可が必要だったり、時期によっては担当エリアの業者が予約でいっぱいだったりなどいろいろな運要素もあるため、2ヶ月かかる覚悟で申し込むのが吉です。
引越し先でauひかりを使いたいという場合は早めの申し込みをしておきましょう。
auひかりは2年、もしくは3年契約の自動更新
auひかりには2年契約の「ギガ得プラン」と、3年契約の「ずっとギガ得プラン」の2つがあります。(ホームタイプの場合)
どちらも自動更新になっているため、更新月以外での解約は違約金が発生します。
プラン名 | 1年目 | 2年目 | 3年目~ |
---|---|---|---|
ギガ得 (2年契約) | 5,200円 |
||
ずっとギガ得 (3年契約) | 5,100円 | 5,000円 | 4,900円 |
上記表の通り、ずっとギガ得プランの場合は月額料金が1年目からお得になるため、ほとんどの人はずっとギガ得プランを選択します。
とは言え、2年もしくは3年単位の自動更新というのは基本的にどこの回線でも一緒で、例えばフレッツ光も「にねん割」は2年契約の自動更新です。
インターネット回線は一度利用したら少なくとも2~3年は使うケースがほとんどですし、もし途中で他の回線に変えたくなったとしても、乗り換え先で違約金負担のキャンペーンを行っているところを選べば問題ないでしょう。
auひかりのマンションタイプは速度が遅い可能性がある
ホームタイプとマンションタイプではプランが違います。
タイプV | マンションギガ | |
---|---|---|
月額料金 | 3,800円 | 4,050円 |
契約期間 | 2年(自動更新) | 2年(自動更新) |
下り最大 | 100Mbps | 1Gbps |
先述の通り、マンションタイプでは引き込んだ光ファイバーを棟内で共同利用するため、ホームタイプに比べて料金が安くなっています。
注意しなければならないのは、あなたが住んでいるマンションでは「タイプV」と「マンションギガ」のどちらのタイプに対応しているかということです。
マンションタイプのプランは自分で選べるわけではなく、そのマンションにどのタイプが導入されているかによって自動的にプランが決まります。
タイプVの場合はVDSLという方式のプランで、こちらがauひかりに対応しているマンションのほとんどで導入されているものです。タイプVは100Mbspの上に棟内共同利用のため、速度が遅くなってしまいます。
ネット上でも「マンションでauひかりを契約したけど速度が遅い」と話している人がいますが、これはタイプVの物件である可能性が高いです。
マンションギガの場合はホームタイプと同じく1Gbpsのため、共同利用とは言えかなり快適な速度が期待できます。惜しむらくは、マンションギガに対応している物件はまだかなり少ないという点。
集合住宅でauひかりを申し込む場合は、事前にどちらのプランになるのかをしっかり確認しましょう。
auひかりのホームタイプは撤去費がかかる
2018年3月1日以降にauひかりホームの契約をしたユーザーは、解約時に設備撤去費が28,800円発生します。
これまでは解約時に「設備の残置(撤去費は発生しない)」を選択することができましたが、3月1日以降に契約した場合は解約時の設備撤去は必須です。
発表当時は詳しい説明もなかったため大きな改悪だと言われていましたが、撤去必須になったことに関しては残置した設備の保守管理コストがかさむこと、撤去費が28,800円かかることに関しては撤去費の実費の平均額であることと、これまでの撤去費用が10,000円だったのは残りをKDDIが負担していたんだそうです。
こう聞くと納得ではあるのですが、理由はともあれユーザーにとっては改悪ということにはなってしまいます。
しかし、auひかりは他の回線に比べて契約時のキャッシュバック金額が大きく、仮に撤去費を差し引いたとしてもお釣りがくるくらいのキャッシュバックを貰うことができます。
申し込む代理店によってもらえるキャッシュバック額が違うので、申し込む場合は以下の記事を参考にして下さい。
撤去費に関しては記載していないサイトが多いですが、こちらはauひかりホームを契約する人にとっては必ず知っておくべきことです。解約時の事もしっかり考えて申し込みをしたいところですね。
まとめ
- 提供エリアがフレッツ光より狭い
- 開通までに時間がかかる可能性がある
- 2年、もしくは3年契約の自動更新
- マンションタイプは速度が遅い可能性がある
- ホームタイプは撤去費がかかる
auひかりのデメリットをまとめるとこんな感じです。
エリアが対応外というのはどの回線でも対応してない以上は仕方のないことですし、開通までの期間は事前に知っていれば早めの申し込みができます。
契約の自動更新とマンションタイプがホームタイプより通信速度が遅くなるのもどの回線でも当たり前。一番大きなネックはホームタイプの撤去費ですが、こちらはキャッシュバックでうまくカバーしましょう。
auひかりにはそれを上回るメリットがあるので、こちらの記事も参考にしながら検討してみて下さいね!