インターネット経由で契約する事が多い格安SIMは実店舗を持たない事が多く、実店舗を持っていても東京や大阪などの大都市が中心のため、Docomoショップやauショップ、SoftBankショップのようなショップで携帯電話の契約をしている人には馴染みが薄いかもしれません。
スマートフォンや携帯電話をドコモショップなどの実店舗で契約している人にとっては、格安SIMは都市部でしか利用できず、地方や田舎では利用できないと思っていませんか?
実は田舎や地方でも、大手キャリアの回線が利用できる場所でしたら問題なく格安SIMを利用できます。そこで本記事では、田舎や地方でもおすすめの格安SIMを紹介します。
格安SIMは田舎や地方ではどうなのか?
格安SIMの通信エリアは大手キャリアと同じなので田舎でも繋がる
格安SIMは田舎や地方でも問題なく繋がります。格安SIMは自社で回線を持っているわけではなく、Docomoやau、SoftBankといった大手キャリアの回線を間借りして運用しています。つまり、格安SIMのサービス提供エリア(電波が入る場所)は大手キャリアと同一です。
あなたが住んでいる場所で大手キャリア回線で利用できるのでしたら、格安SIMも問題なく利用できます。
都市部と比べて回線が混みにくいため通信速度は快適
格安SIMは、大手キャリアの回線を間借りしていますが、具体的には大手キャリア回線の空いている回線を利用しています。格安SIMを利用している人の感想で「お昼や夕方だと繋がりづらい」という声があるのは、間借りしていることが原因です。
一般的にお昼はお昼休憩、夕方は帰宅中など、スマホを使う人が多い時間帯と言われています。ネットワーク回線は大手キャリアに契約しているユーザーから割り当てられますから、大手ユーザーの利用頻度が高いこの時間帯では、格安SIMに割り当てられる回線が少なくなり混み合うのです。
しかしながら、田舎であれば都市部よりも人口が少なく、回線が混みづらい傾向にあります。そのため田舎の格安SIMユーザーなら、都市部のように回線が混み合うことが少ないため、回線速度は快適です。
格安SIMを選ぶ時のポイントや注意点
現在のキャリアと同じ回線の格安SIMを選べば通信エリアが一緒
格安SIMは大手キャリアの回線を使って運用しているため、あなたが初めて格安SIMを利用するのでしたら、今利用している大手キャリアと同じ回線の格安SIMを選ぶことをおすすめします。この方法でしたら、現在使用している携帯やスマホがそのまま利用できますから、手続きも簡単です。
現在と違う回線を選ぶ場合はエリア確認とSIMロック解除を行う
初めて格安SIMを利用するのであれば、先ほどお話しした通り現在と同じ回線を選択して格安SIMに移行することをおすすめしますが、現在のキャリアと違う回線を選択しても利用することは可能です。
例えば、電波状況が今利用している大手キャリアよりも別の大手キャリアの方が快適に利用できるなど、別のキャリア回線を検討していた場合でも格安SIMなら問題ありません。
ただし、現在と違う大手キャリアの回線を利用する場合、別のキャリアでも本当につながるかエリア確認する必要があります。別のキャリアを契約したあと、電波状況が悪かった事が分かっても後の祭りです。
もう1点、現在と違うキャリア回線で格安SIMを利用するのであれば、利用しているスマートフォンのSIMロック解除が必要です。SIMロック解除をすることで、日本国内のどの回線でも利用ができます。
SIMロック解除は解除手数料が発生しますが、インターネットから手続きをすることで無料で解除できます。インターネット手続きできるのは大手キャリアで契約している間だけなので、節約を考えるのでしたらキャリアを解約する前に実施することをおすすめします。
田舎や地方でも快適に使えるおすすめ格安SIM
UQモバイル:auのサブブランドで通信速度が快適
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
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くりこし プランS (3GB) | 1,480円 税込1,628円 | 最大300kbps |
くりこし プランR (15GB) | 2,480円 税込2,728円 | 最大1Mbps |
くりこし プランL (25GB) | 3.480円 税込3,828円 | 最大1Mbps |
田舎で利用するのにおすすめの格安SIMを紹介します。1つ目のおすすめは、UQモバイルです。UQモバイルは、大手キャリアから格安SIMに移行して料金を節約したいが、通信速度などの使い勝手は大手キャリアと遜色ないようにしたい方にぴったりの格安SIMです。
UQモバイルはauのサブブランドで、au回線を使用している格安SIM会社の中でもネットや電話の通信速度が優遇されていて、お昼や夕方などの混み合う時間帯でもあまり速度低下がありません。
auユーザーはもちろんのこと、SIMフリー端末もしくはSIMロック解除した端末を利用するのでしたらどのキャリアでも利用できますので、格安SIMでも快適に利用したいのでしたらUQモバイルがおすすめです。
Y!mobile(ワイモバイル):ソフトバンクのサブブランドで高速・安定
プラン名 | 月額料金 1回線目 | 月額料金 2回線目~ |
---|---|---|
プランS (3GB) | 1,980円 税込2,178円 | 900円 税込990円 |
プランM (15GB) | 2,980円 税込3,278円 | 1,900円 税込2,090円 |
プランR (25GB) | 3,980円 税込4,158円 | 2,700円 税込2,970円 |
Y!mobileは、SoftBankのサブブランドという位置づけです。UQモバイルと同様に、SoftBank回線に関しては他の格安SIMよりも優遇されていますから、通信速度は高速で安定しています。Softbankで購入したスマホやSIMフリー端末(SIMロック解除)スマホなら問題なくY!mobileが利用できます。
Y!mobileとUQモバイルのどちらを選ぶかは、それぞれの会社で提供されているプランや料金、あなたが住んでいる場所、auとSoftBankのどちらの回線が安定しているか、などで検討すれば問題ありません。
BIGLOBEモバイル:YouTube、U-NEXT、AbemaTVなど使い放題あり
プラン | 音声SIM | データSIM +SMS | データSIM |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
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1GB | 980円 税込1,078円 | - | - |
3GB | 1,200円 税込1,320円 | 1,020円 税込1,122円 | 900円 税込990円 |
6GB | 1,700円 税込1,870円 | 1,570円 税込1,727円 | 1,450円 税込1,595円 |
12GB | 3,400円 税込3,740円 | 2,820円 税込3,102円 | 2,700円 税込2,970円 |
20GB | 5,200円 税込5,720円 | 4,620円 税込5,082円 | 4,500円 税込4,950円 |
30GB | 7,450円 税込8,195円 | 6,870円 税込7,557円 | 6,750円 税込7,425円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:280円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
BIGLOBEモバイルは、スマートフォンで動画や音楽などを楽しむ人におすすめの格安SIMです。BIGLOBEモバイルには、エンタメフリー・オプションというサービスを提供していて、動画や音楽などがいつでも高速回線で利用できます。
エンタメフリー・オプションに加入することで高速回線使い放題となるサービスは、YouTubeとAbemaTV、U-NEXT、YouTube Kidsといった動画サービス、Google Play MusicやYouTube Music、Apple MusicやSpotifyといった音楽サービス、一部のラジオサービスと電子書籍サービスが対象です。
BIGLOBEモバイルはDocomo系の回線を借りて運用していますので、Docomo系ならそのまま移行できます。auやSoftBank系スマホをお持ちの場合は、格安SIMに切り替える前にSIMフリー化の手続きが必要です。
まとめ
田舎や地方でおすすめの格安SIMを紹介しました。田舎や地方で格安SIMを利用する時に気をつけるポイントが3点あります。
- 大手キャリアでスマホが利用できるなら格安SIMでも問題なく利用可能
- 田舎や地方の方が混雑していないため、安くて快適に利用可能
- サブブランド系かデータフリーサービスを提供している格安SIM会社がおすすめ
格安SIMの弱点とも言える回線が混み合うと通信速度が落ちることも、田舎や地方ならあまりありません。それでも速度低下が心配でしたら、UQモバイルやY!mobileなどの
サブブランド系の格安SIMがおすすめです。また、それ以外の格安SIMならさらに安い料金で利用できます。
ぜひ田舎や地方の人も格安SIMを利用して、お得に節約していきましょう。