
格安SIMにすると大手キャリアよりもスマホ料金が大幅に安くなりますが、できることならその中でもより安くなるような選択をしたいですよね。
携帯電話の大手キャリアは家族などで複数回線使用する人向けの割引を行っていますが、格安SIMの中にも家族割を行っているところがあります。
LINEモバイルには家族割がありませんが、結論から言いますと家族割のある他社格安SIMと比較してもLINEモバイルの方が安く使うことができます!
今回は、LINEモバイルと家族割のある他社格安SIMの料金について徹底比較していきます。
比較前に知っておくべきLINEモバイルのプランと登録事務手数料割引
LINEモバイルの月額基本料金・プラン一覧
LINEモバイルには「LINEフリー」「コミュニケーションフリー」「MUSIC+」の3プランがありますので、比較は基本的に一番人気の「コミュニケーションフリー」プランで、データ容量1GBのみLINEフリーで行います。
LINEモバイルの最大の特徴は特定のSNSアプリが使い放題になるデータフリーですが、コミュニケーションフリープランはLINE, Twitter, Instagram, Facebookの4大SNSが使い放題になります。
また、すべての格安SIMにはネットのみが使える「データ通信SIM」と音声通話も可能な「音声通話SIM」がありますが、比較はすべて「音声通話SIM」で行います。
【重要】LINEモバイルには家族割引はないが2回線目以降の登録事務手数料が最大無料になる
LINEモバイルには家族などで複数回線を契約した場合の割引はありませんが、2回線目以降の回線を契約した時の登録事務手数料が割引になります。
SIMタイプ | 登録事務手数料 |
---|---|
データ+
SMS+ 音声通話 |
→0円 |
データ+
SMS |
→500円 |
データ
|
→1,000円 |
音声通話SIMの場合は登録事務手数料の3,000円が無料になるということで、かなり大幅な割引です。大手キャリアでスマホを使っていてLINEモバイルにMNPする場合は必然的に音声SIMになりますので、手数料無料の割引を受けられますね。
LINEモバイルでは同一世帯で最大5回線まで契約できるのですが、例えば追加で4回線契約すれば3,000円×4回線=12,000円もの割引になります。
割引を適用させる際には、「まず主回線を申し込む→LINEモバイルのマイページから追加申込みの手続きを行う」という手順を踏まなければなりません。詳しくは以下の記事を参考にして下さい。
LINEモバイルと家族割引のある他社格安SIMとの月額料金比較
LINEモバイルとmineo(マイネオ)の月額料金比較
LINEモバイル「コミュニケーションフリープラン」とmineo「Aプラン」 音声SIMの料金比較
データ 容量 |
LINE モバイル |
mineo |
---|---|---|
500MB
|
– | 1,310円 |
1GB
|
1,200円 (LINEフリー) |
1,410円 |
3GB
|
1,690円 | 1,510円 |
5GB
|
2,220円 | – |
6GB
|
– | 2,190円 |
7GB
|
2,880円 | – |
10GB
|
3,220円 | 3,130円 |
20GB
|
– | 4,590円 |
30GB
|
– | 6,510円 |
2回線以上の契約をした場合に、各回線の月額基本料金から50円割り引くサービス
料金比較表を見てもらえば分かる通り、mineoの家族割引適用前だと唯一3GBが180円差ということで少し差が大きいくらいで、その他は大差ありません。むしろ1GB以下はLINEモバイル
の方が安いです。
そして、mineoの家族割引は1回線あたり50円ということで割引金額が極小。そのため、割引を適用したところで月額料金ほぼ変わりません。1GB以下はmineoの家族割引を適用してもLINEモバイルの方が安いです。
さらに、LINEモバイルの場合はこの金額でLINE, Twitter, Instagram, Facebookが通信量カウントフリーで使い放題というのがポイントです。(1GBのLINEフリー除く)
この中でも特にTwitterとInstagramはデータ通信量が大きくなることが多く、使い放題になることで通信量が浮きます。そうするとLINEモバイルを利用した場合は他社よりもデータ容量を1つ2つ下げられるケースも多く、結果的にLINEモバイルの方が安くなります。
このデータフリー機能が他の格安SIMにはないLINEモバイルの強みで、一概に同じデータ容量で比較した金額がすべてとは限りませんので注意が必要です。
また、mineoで5回線持って2年間使用したとすると、割引総額は50円×5回線×24ヶ月=6,000円。
LINEモバイルの場合は家族割引はありませんが、追加回線の登録事務手数料割引で3,000円×4回線=12,000円もの割引が受けられます。
これらを総合して考えると、LINEモバイルの方が安くて便利ということになりますね。
LINEモバイルとY!mobileの月額料金比較
LINEモバイル「コミュニケーションフリープラン」とY!mobile「スマホベーシックプラン」 音声SIMの料金比較
データ 容量 |
LINE モバイル |
Y!mobile |
---|---|---|
2GB
|
– | 1年目 1,980円 2年目 |
3GB
|
1,690円 | – |
5GB
|
2,220円 | – |
6GB
|
– | 1年目 2,980円 2年目 |
7GB
|
2,880円 | – |
10GB
|
3,220円 | – |
14GB
|
– | 1年目 4,980円 2年目 |
2回線以上の契約をした場合に、2回線以降の月額基本料金から500円割り引くサービス
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドのため、厳密には格安SIMとは言いません。大手キャリアと格安SIMの中間くらいの立ち位置なのですが、そのため料金プランも格安SIMに比べると高いです。
家族割引の金額は主回線以外が500円割引ということで割引金額自体は大きいのですが、Y!mobileはそもそもの月額料金が高いため、割引が適用されてもLINEモバイルの方が安いです。
加えて、Y!mobileは2年目になると月額料金が毎月1,000円も上がってしまうため、1年以上利用する場合にはさらに大きな差が生じます。
同じデータ容量がないので、近いデータ容量で2年間使用した場合の1回線あたりの月額料金を比較してみましょう。
LINEモバイルの5GBなら2,220円×24ヶ月=53,280円、Y!mobileの6GBは(2,980円-500円)×12ヶ月+(3,980円-500円)×12ヶ月=71,520円ということで、LINEモバイルの方が2年間で18,240円も安く使うことができます。
加えて、LINEモバイルの場合は複数回線の登録事務手数料割引があるため、1回線あたり3,000円の割引が受けられます。
また、Y!mobileの場合は大手キャリアと同じく2年契約の自動更新という縛りがあるため、料金が高くなる2年目に入ったら他に乗り換えるということはできません。
そもそもの料金に大きな差があるので細かく比べる必要もないのですが、LINEモバイルの方が安いことがお分かりいただけたと思います。
LINEモバイルとUQ mobileの月額料金比較
LINEモバイル「コミュニケーションフリープラン」とUQ mobile「おしゃべりプラン」 音声SIMの料金比較
データ 容量 |
LINE モバイル |
UQ mobile |
---|---|---|
2GB
|
– | 1~13ヶ月目 1,980円 14ヶ月目~ |
3GB
|
1,690円 | – |
5GB
|
2,220円 | – |
6GB
|
– | 1~13ヶ月目 2,980円 14ヶ月目~ |
7GB
|
2,880円 | – |
10GB
|
3,220円 | – |
14GB
|
– | 1~13ヶ月目 4,980円 14ヶ月目~ |
2回線以上の契約をした場合に、2回線以降の月額基本料金から500円割り引くサービス
UQ mobileはKDDIのサブブランドで、立ち位置はY!mobileと似ています。そのため料金体系も一緒、家族割の内容も変わりません。
Y!mobileで比較した内容がそのままUQモバイルにも当てはまるため、LINEモバイルの方がお得です。
まとめ
LINEモバイルと家族割引がある他社格安SIMとの料金比較について解説しました。
家族割がある格安SIMの方が安いんじゃないかと思ってしまいがちですが、LINEモバイルはそもそもの料金が安いことに加えて登録事務手数料の割引があるため、金額面で負けることはありません。
家族割がない他の格安SIMでLINEモバイルよりも安いところがあったとしても、格安SIM同士では料金の差がごくわずかだということ、そしてLINEモバイルには登録事務手数料の割引があることを考えると、格安SIM業界の中でも最もお得だと言えます。
登録事務手数料の割引はLINEモバイルの公式サイトを見てもどこに書かれているか分かりづらいのでスルーされがちですが、今回の記事を読んでもらってLINEモバイルの安さに気づけたのではないかと思います。
家族で格安SIMへの乗り換えを考えている場合は、ぜひともLINEモバイルがお勧めです。