【裏技】格安SIMでもドコモメールをアプリで使う方法

大手キャリアから格安SIMに変更するとき、MNPを利用すれば電話番番号は変わらないのは周知の事実です。

ただ、キャリアメールはそのキャリアを契約中しか利用できないため、格安SIMに乗り換えた瞬間使えなくなってしまいます。

しかし、ネットバンキング取引や学校・会社の連絡網など、信頼性の高いキャリアメールが必要になるケースは多々あります。

そこで今回は、格安SIMを使っている場合でもドコモのキャリアメールを使用する方法について解説します。

格安SIMでドコモメールを使う方法

格安SIMでドコモメールを使うのに必要なもの

まず初めに、ここでいうドコモメールとはどんなサービスのことを表しているのかを整理しておきましょう。

ドコモメールとは、メールアドレスが@docomo.ne.jpの形態をしているものであり、このアドレスはドコモとSPモードを契約している場合に使用できます。

SPモードとはドコモのスマートフォン向けプロバイダ(ISP)で、所定のパスワードを入力すれば支払い(SPモード決済)も可能で、携帯からショッピングも可能です。

要するにドコモの携帯があるからドコモメールを使えるのではなく、SPモードがあるからドコモメールを使えるということです。

よって、比較的安い料金で持てるガラケー等の端末を1つ用意し、それとSPモードを契約させ、メインの端末は格安SIMで・・・というスタイルにすれば準備万端です。

格安SIMをドコモメールで使う手順:ブラウザ編

格安SIMをドコモメールで使う方法の1つ目は、ブラウザ版を利用する方法です。

ブラウザってよく聞くけど分からないという方も、「Internet Explorer(IE)」「Google Chrome」「Safari」などは聞いたことがあるでしょう。

インターネットを見る際に、私達は必ずブラウザというものを使っています。ですから、普通のWEBサイトを見るような感覚で、メールを使えるというのがドコモメールのブラウザ版です。

やり方としては、ドコモメール(ブラウザ版)https://mail.smt.docomo.ne.jp/にアクセスし、専用ページにログインします。

あらかじめ設定しておいたdアカウントを取得&設定、パスワード、2段階認証のセキュリティーコードがあれば先に進むことができます。

2段階認証の場合、SMSでセキュリティーコードが送信されるので、手元にスマートフォンを用意しておきましょう。

ブラウザ版を利用すればパソコンでも、タブレットでも、ドコモ以外のスマホでもメールが見られますし、メールの一括削除、一括移動、保護、解除等ができます。

添付ファイルは受信できても画面が小さいから中身が読みにくいといったスマートフォンならではの悩みも、ブラウザ版なら解決ですね。

格安SIMをドコモメールで使う手順:アプリ編

格安SIMをドコモメールで使う方法の2つ目は、ブラウザよりも馴染みがあるかもしれませんが、アプリをダウンロードして利用する方法です。

アプリ版では、デコレーションメールの作成、メールデータをSDカード等の媒体に保存といった機能が使えます。

定期的にバックアップをとっておけば、万が一アプリを削除したとしても、復元することができます。

格安SIMでドコモメールは必要か?

格安SIMでドコモメールを使うためには維持費がかかる

格安SIMを契約しつつ、ドコモメールを使い続けるにはSPモードの契約と格安SIMの契約の2本立てということが分かりました。

しかし、SPモードの費用と端末代金だけでも最低2,000円くらいはかかるので、決して安いとはいえない金額がかかってしまいます。

せっかく格安SIMに乗り換えて利用料金を安くしようと思ったのに、あっちもこっちも契約する・・・となるのは、いまいち節約できた実感がわきませんね。

【代替法】キャリアメールを提供している格安SIMを使う

キャリアメールを使い続けるには、多少の維持費を払ってでも契約し続けるしかないのでしょうか?費用対効果を考えるとデメリットの方が大きいです。

これを解決するのは、簡単です。格安SIMに切り替える時に、キャリアメールを提供している格安SIMを選択すれば良いのです。

キャリアメールができる格安SIMは多くはありませんが、ゼロというわけでもありません。キャリアメールができる格安SIMはいくつかあります。

メールアドレスは変更になってしまいますが、フリーメールは使い慣れない、使用頻度が低いという方はキャリアメールの方が良いと思いますので、以下に紹介する格安SIMの情報を参考にして下さい。

キャリアメールを提供している格安SIM

UQモバイル:月額200円

プラン名月額料金節約モード/
速度制限時
くりこし
プランS
(3GB)
1,480円
税込1,628円
最大300kbps
くりこし
プランR
(15GB)
2,480円
税込2,728円
最大1Mbps
くりこし
プランL
(25GB)
3.480円
税込3,828円
最大1Mbps

UQモバイルのキャリアメールを手続きすれば、「@uqmobile.jp」のメールアドレスが使えるようになります。

これはUQモバイルのユーザーならば誰でも使えるというわけではなく、月額200円の利用申し込みを行って初めて使えるようになるものです。

添付ファイルも絵文字も送れますし、設定をすれば迷惑メールをの受信を拒否することも可能ですから、大手キャリアとサービスに大差はありません。

Y!mobile:無料で使える

プラン名月額料金
1回線目
月額料金
2回線目~
プランS
(3GB)
1,980円
税込2,178円
900円
税込990円
プランM
(15GB)
2,980円
税込3,278円
1,900円
税込2,090円
プランR
(25GB)
3,980円
税込4,158円
2,700円
税込2,970円

Y!mobileでは「@ymobile.ne.jp」のメールアドレスを無料で利用することができます。

こちらもUQモバイルと同じく、大手キャリアのキャリアメールと同じように使うことができます。

月額料金がUQモバイルより少々高いですが、2回線以上の契約だと家族割が効いてY!mobileの方が安くなるため、複数回線利用の場合はこちらがおすすめです。

mineo(マイネオ):無料で使える

mineo(マイネオ)
データ
容量
デュアルタイプ
(音声通話SIM)
シングルタイプ
(データSIM)
200MB
1,000円
税込1,100円
300円
税込330円
1GB
1,180円
税込1,298円
800円
税込880円
5GB
1,380円
税込1,518円
1,150円
税込1,265円
10GB
1,780円
税込1,958円
1,550円
税込1,705円
20GB
1,980円
税込2,178円
1,750円
税込1,925円

mineoに申し込むと、標準で「@mineo.jp」のメールアドレスが1つ発行され、利用料金等は一切なしで利用できます。

メールは受信日から60日間ボックスに保存されますが、希望に応じて最大5GBまで容量を増やしたうえに、保存期間を無制限にすることも可能というお得なサービスもあります。

注意点としては、mineoメールはPCメールと同等なので、送った相手の受信設定によっては拒否されることもあるそうですから、送信エラーになっていないか、送れたけど迷惑メールのフォルダに入っていないか等は注意した方がよさそうです。

まとめ

大手キャリアをやめて格安SIMになったら、フリーメールを使わなければならない、キャリアメールをやめなければならないと思っていた方には目から鱗の情報だったと思います。

今はメール以外にもLINE等のSNSでやり取りする手段があるものの、やはりアドレスさえあれば携帯電話ともパソコンともやりとりできるメールは便利なツールです。

格安SIMは料金が安いだけでどこも一緒だと思うかもしれませんが、このようにメールサービス1つでも様々な違いがあるので、比較することを楽しんでみてはいかがでしょうか。