今は、子供でも携帯電話やスマートフォンを持っている時代です。学習塾や習い事など、夜まで行っている場所に行くのでしたら、必須といっても良い時代です。
携帯電話やスマホは、なにかあった時の連絡手段、GPS機能など、子供の安全を守るための機能が搭載されている一方で、夜中まで友達と連絡を取り合う、スマホでゲームばかりしてしまう、スマホから悪いことに巻き込まれるなど、心配な点もあります。
スマホや携帯電話のメリットを考えたら、子供にスマホをもたせたいけど、どうやって持たせるのが良いの?や、子供に持たせるのだから機能を絞り、できるだけ安い料金で利用してもらいたいと考える人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、子供におすすめの格安SIM、ドコモのキッズ携帯との比較や、子供に持たせるスマホの選び方を紹介していきます。
ドコモのキッズ携帯を格安SIMで利用する場合の注意点
格安SIM側で動作確認はされていないため正常動作の保証はない
一般的には、ドコモで購入したスマートフォンやiPhoneは、ドコモ系の格安SIMで利用することができます。理由は、格安SIMは大手キャリアのネットワーク回線を間借りしているからです。
一方、Docomoで販売されているキッズ携帯は、通話機能の他に、さまざまな子供向けの機能が搭載されています。例えば防犯ブザーやGPS機能などです。そのため、通常のスマートフォンとは違い、格安SIM側では動作確認がされていません。
そのため、キッズ携帯を格安SIMで利用するのでしたら、正常動作の保証がないという前提で利用する必要があります。
大手キャリアと違って家族同士の通話でも無料にならない
キッズ携帯の機能の1つに、家族同士の通話が無料になるサービスが提供されているのですが、格安SIMでは家族同士の通話が無料になりません。キッズ携帯で通話をする場合は、格安SIMの通話料金がかかりますので注意してください。
キッズ携帯の居場所検索やセコムの駆けつけサービスなどは利用できない
GPS機能を使った居場所検索や、セコムの駆けつけサービスなども、ドコモサービスとなりますので、残念ながら格安SIMでは使えません。ドコモのキッズ携帯を格安SIMで利用するのでしたら、このような制約があることを理解した上で使わないとなりません。
格安SIMではキッズ携帯の端末本体は販売していない
ドコモのキッズ携帯は動作確認がされていないのと同様、キッズ携帯は格安SIM会社では販売していません。理由は通話機能の他に、子供を守るための機能が数多く搭載されているものの、格安SIMではほとんどの機能が利用できないからです。
「キッズ携帯」を利用するのでしたら、ドコモのキャリアで契約して利用することがおすすめです。
格安SIMで子供向けに携帯電話を契約する場合のおすすめの方法
自宅に余っているスマホを利用すれば端末購入の必要もなく安く済む
子供に携帯電話やスマホをもたせることを検討するのでしたら、「キッズ携帯」ではなく大人が利用しているスマートフォンを利用することがおすすめです。
子供向けに利用するのでしたら、電話やインターネットサーフィン、子ども用アプリが動作すれば良いのですから、ゲームなど最新の機能が搭載されている必要はありません。そのため、子供用には自宅に余っているスマホ、いわば型落ちスマホで充分なのです。
家族間でしか通話しないのであれば音声通話SIMではなくデータSIMでOK
もう1つ重要な点として、家族など一部の人としか通話しないのでしたら、電話番号がいりません。LINEやFacebook Messengerなどのアプリを使えば音声通話できます。
LINEなどのアプリが利用できない場所に連絡する必要があるのでしたら音声通話SIMが必須ですが、子供が電話番号に連絡するケースはあまりありませんから、データSIMで問題ありません。
「i-フィルター」などのフィルタリングアプリを使えば様々な利用制限がかけられる
ほとんどのドコモのキッズ携帯では、ネットサーフィンをするためのブラウザなどがありませんが、スマートフォンではインターネットはもちろんできます。また、アプリなども、基本的には好き放題ダウンロードができます。
とはいえ、子供は安全性などが分からないまま利用してしまいますから、危険な利用は避けたいです。そこで、「i-フィルター」などのフィルタリングアプリを利用することで、様々な利用制限をかけることができます。
i-フィルターでは、有害サイトのブロックや警告機能はもちろんのこと、近くにいなくてもスマートフォンの利用状況が確認できます。「i-フィルター」は日本PTA全国協議会が推薦している製品ですから、安心して使えます。
フィルタリングアプリを使う場合は制限できる機能が多いAndroidスマホがおすすめ
i-フィルターなどのフィルタリングアプリを使う場合は、iPhoneよりもAndroidスマホがおすすめです。Androidスマホをおすすめする理由は、iPhoneよりも多くの機能が制限できるからです。
一般的には、iPhoneよりもAndroidスマホのカスタマイズ性が高く、フィルタリングアプリも同様で、Androidスマホの方が機能豊富です。そのため、子供にスマホをもたせるのでしたら、Androidスマホがおすすめです。
加えてAndroidスマホの方が価格面では安いのですから、子供用のスマホならAndroidスマホがおすすめできます。
子供向けにスマホを契約するのにおすすめ!「i-フィルター」に加入できる格安SIM
【BIGLOBEモバイル】月額900円、YouTubeなどが使い放題になるオプションもあり
プラン | 音声SIM | データSIM +SMS | データSIM |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
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1GB | 980円 税込1,078円 | - | - |
3GB | 1,200円 税込1,320円 | 1,020円 税込1,122円 | 900円 税込990円 |
6GB | 1,700円 税込1,870円 | 1,570円 税込1,727円 | 1,450円 税込1,595円 |
12GB | 3,400円 税込3,740円 | 2,820円 税込3,102円 | 2,700円 税込2,970円 |
20GB | 5,200円 税込5,720円 | 4,620円 税込5,082円 | 4,500円 税込4,950円 |
30GB | 7,450円 税込8,195円 | 6,870円 税込7,557円 | 6,750円 税込7,425円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:280円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
子供向けにおすすめできるもう1つの格安SIMが、BIGLOBEモバイルです。BIGLOBEモバイルでは「i-フィルター for Android」が月額200円で利用できます。
BIGLOBEモバイルの「i-フィルター for Android」の機能は、LINEモバイルの「i-フィルター」とほとんど一緒の機能が使えます。注意点としては、iPhoneには対応していませんので注意してください。
BIGLOBEモバイルの特徴は、エンタメフリー・オプションです。YouTubeやAbema TVといった動画サイト、Google Play MusicやYouTube Musicなどの音楽などが、いつでも高速通信で利用できます。
今や子供に大人気で、将来なりたい職業にYouTuberがランキングされるほどのYouTubeがどこでも高速通信で閲覧できるので、高速データ通信を使いすぎても問題ありません。YouTube好きな子供にスマートフォンをもたせるのでしたら、BIGLOBEモバイルもおすすめです。
まとめ
キッズ携帯の格安SIM利用と、子供向けにおすすめできるスマホについて紹介しました。子供に携帯電話をもたせる時のポイントは3点です。
- ドコモのキッズ携帯は格安SIMでは動作保証外
- 子供スマホをもたせるならAndroidスマホがおすすめ
- 格安SIMのフィルタリングサービスを利用して有害ページをブロック
子供に持たせるスマホでも、「i-フィルター」などのフィルタリングサービスを活用することで、キッズ携帯と同じようなサービスが利用できます。
また、格安SIMサービスを利用することで、大手キャリアのキッズ携帯よりも安い価格で契約することができますから、子供にスマホを持たせたいけど、料金も節約したいのでしたら、フィルタリングサービスをうまく使って節約していきましょう。