【格安スマホ/SIM】ドコモ回線でiPhoneが使える会社まとめ

2018年頃からはじまった、総務省主導の「携帯料金見直し」で契約年数の縛りがなくなったり、契約解約時の違約金が非常に安くなった結果、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるユーザーが増えています。

もちろん大手キャリアで一番ユーザー数が多いドコモ回線でも例外ではなく、乗り換えユーザーが増加中です。

しかし、格安SIMに興味を持ったとしても、やはりまだまだ格安SIMの認知度は低いため、二の足を踏んでいる人もたくさんいます。

例えば、「ドコモから格安SIMに乗り換えることはできるの?」「今使っているスマホは格安SIMなどに乗り換えることができるの?」など、格安SIMを使ったことがないと不安がたくさんあると思います。

そこで本記事では、キャリアはドコモを利用していて、端末は日本で一番売れているiPhoneを利用しているユーザーが格安SIMに乗り換える方法を案内します。併せて、ドコモ回線があるおすすめの格安SIM会社も紹介します。

ドコモで購入したiPhoneを格安SIMで使うためには

格安SIMでドコモ回線を提供している会社を選ぶ

大手キャリアと格安SIMの違いを説明すると、大手キャリアの特徴は、自社内でネットワーク回線を保有していることです。

それに対して格安SIMは自社の回線を持っていないため、大手キャリアのネットワークを借りて運用しています。

そのため、格安SIMにはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の3種類があります。そのうち何種類を扱っているかは、格安SIMによって異なります。

ドコモ回線を取り扱っている格安SIMは多く、auのサブブランドであるUQモバイル、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobile以外であれば大抵提供しています。

ドコモで購入したiPhoneはドコモ回線でしか使用できないようになっているため、ドコモ回線を提供している格安SIMを選ぶのが無難です。

ドコモ回線以外を選択したい場合はSIMロック解除をする

格安SIM会社の多くがドコモ回線を扱っていますが、一部の会社はドコモ回線を扱っておりません。

ドコモ回線を扱っていない格安SIMに乗り換えるときには、ドコモを解約する前に手持ちのiPhoneの「SIMロック解除」を行う必要があります。

SIMロックとは、ドコモならドコモ回線だけ利用できるよう、キャリア側が端末にロックをかけている状態のことです。このロックを解除することで、どの回線でも利用できるようになります。

ドコモで提供しているiPhoneでSIMロック解除可能なiPhoneは、iPhone 6s (Plus)シリーズ以降のモデルです。iPhone 6 以前の場合、残念ながらSIMロック解除できませんので注意してください。

iPhone 6s 以降のiPhoneをSIMロック解除するには、3種類の方法があります。

1つ目のSIMロック解除方法が、ドコモのマイページから手続きする方法です。ドコモ契約中のみに使える方法ですが、SIMロック解除の手数料がかからないため最もおすすめです。

2つ目の方法が電話窓口で解除する方法、3つ目がドコモショップで解除する方法です。これらは手数料3,000円がかかりますが、ドコモ契約中でなくてもSIMロック解除が可能です。

例えば、知り合いからドコモのスマホを譲り受けた場合や、中古でドコモ系スマホを購入した場合は、電話かショップであればSIMロックを解除できます。

格安SIMに乗り換える前に各公式サイトで動作確認済み端末をチェックする

ドコモ系の回線、もしくはSIMロック解除してSIMフリー化したiPhoneであれば、大抵の格安SIMで利用することができます。

ただ、利用を検討している格安SIMで動作確認が行われているかどうかは、念のためチェックしておきましょう。

動作確認済み端末は、格安SIM会社のホームページで公開されています。

動作確認済端末でなくてもSIMカードをiPhoneに挿したら利用できるケースがあるのは事実なのですが、動作確認が取れていないスマホを利用するのはいわば博打です。余計なトラブルを避けるため、事前に動作確認済み端末を確認することをおすすめします。

ドコモ回線がある格安SIM

BIGLOBEモバイル:YouTubeなどの人気アプリが使い放題

プラン
音声SIM
データSIM
+SMS
データSIM
タイプD
タイプA
タイプD
タイプA
タイプD
1GB
980円
税込1,078円
-
-
3GB
1,200円
税込1,320円
1,020円
税込1,122円
900円
税込990円
6GB
1,700円
税込1,870円
1,570円
税込1,727円
1,450円
税込1,595円
12GB
3,400円
税込3,740円
2,820円
税込3,102円
2,700円
税込2,970円
20GB
5,200円
税込5,720円
4,620円
税込5,082円
4,500円
税込4,950円
30GB
7,450円
税込8,195円
6,870円
税込7,557円
6,750円
税込7,425円
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線
エンタメフリー・オプション
音声SIMの場合:280円/月
データSIMの場合:980円/月

データ消費ゼロで使い放題のアプリ
YouTubeAbemaTVU-NEXTYouTube Kids
Google Play MusicYouTube MusicApple MusicSpotify
AWAAmazon MusicLINE MUSICradiko.jp
らじる★らじるdヒッツRecMusicdマガジン
dブックFacebook Messenger

次におすすめしたい格安SIMは、BIGLOBEモバイルです。BIGLOBEモバイルの料金プランは、一般的な格安SIM会社と同水準の価格ですが、BIGLOBEモバイルにも、他社にはないサービスを提供しています。

BIGLOBEモバイルで展開しているサービスは、「エンタメフリー」というオプションサービスです。エンタメフリーサービスとは、動画や音楽、電子書籍などのエンタメサービスを利用している間は、いつでも高速通信が使えるサービスです。

エンタメサービスの一例として、YouTubeやU-NEXT、AbemaTVなどの動画サービスがあります。音楽サービスは、Apple MusicやSpotify、Google Play Music、radikoなどが対象です。動画や音楽は、モバイルデータ通信をたくさん使ってしまうため、日頃エンタメ系のアプリやサービスを利用しているならおすすめできる格安SIMです。

mineo(マイネオ):最新iPhoneがセット購入可能

mineo(マイネオ)
データ
容量
デュアルタイプ
(音声通話SIM)
シングルタイプ
(データSIM)
200MB
1,000円
税込1,100円
300円
税込330円
1GB
1,180円
税込1,298円
800円
税込880円
5GB
1,380円
税込1,518円
1,150円
税込1,265円
10GB
1,780円
税込1,958円
1,550円
税込1,705円
20GB
1,980円
税込2,178円
1,750円
税込1,925円

ドコモから乗り換えた直後は手持ちのiPhoneを利用すると思いますが、何年か利用していると、例えばバッテリーの持ちが悪くなった、動きが悪くなったなど故障しがちです。

故障してしまうと、修理するか新しい製品を購入することになりますが、iPhoneは修理代金が高いこともあり、機種変更を検討する人も多いです。

格安SIM会社ではスマホも販売しているのですが、ほとんどがAndroidスマホのため、iPhoneを扱っている会社は多くありません。

取り扱いがあったとしても、シリーズが古いiPhoneしかない場合もあります。しかしながら、mineoは比較的新しいiPhoneを販売しているため、現在iPhoneを持っていないという場合もおすすめです。

mineoの料金やサービスは、他の格安SIM会社と比べても遜色ありませんから、機種変更もiPhoneにしたいというあなたにおすすめの格安SIMです。

IIJmio(みおふぉん):格安SIM業界では老舗の安心感

IIJmio(みおふぉん)
プラン
音声
SIM
データ
SIM
+SMS
データ
SIM
eSIM
ドコモ
au
ドコモ
au
ドコモ
ドコモ
2GB
780円
税込858円
750円
税込825円
680円
税込748円
400円
税込440円
4GB
980円
税込1,078円
950円
税込1,045円
880円
税込968円
600円
税込660円
8GB
1,380円
税込1,518円
1,350円
税込1,485円
1,280円
税込1,408円
1,000円
税込1,100円
15GB
1,680円
税込1,848円
1,650円
税込1,815円
1,580円
税込1,738円
1,300円
税込1,430円
20GB
1,880円
税込2,068円
1,850円
税込2,035円
1,780円
税込1,958円
1,500円
税込1,650円

IIJmioは、格安SIMの中でも老舗と言える会社です。世間が格安SIMという言葉を知らない時代から運営しているるため、安心感があります。

IIJmioはサービス内容としては平均的ですが、月額料金が格安SIMの中でも最安クラスです。とにかく安くスマホを使いたいという場合は、IIJmioを選んでおけば間違いありません。

通信速度も格安SIMの中では標準以上で快適なため、通信面においても問題なく利用できます。

楽天モバイル:楽天回線エリア内なら高速通信で使い放題

Rakuten UN-LIMIT VI
~3GB以下
980円
税込1,078円
3GB~20GB以下
1,980円
税込2,178円
20GB超過後
2,980円
税込3,278円

楽天モバイルは2019年にMNOとしてサービスを開始したキャリアです。ですが、現在でも格安SIMとして取り上げられることが多いです。

楽天モバイルの最大の特徴は、楽天回線エリア内ならデータ通信が使い放題という点です。

月額料金はデータ使用量に応じて変わるようになっており、20GB以上はどれだけ使っても2,980円以上にはなりません。

また、1回線目であれば1GB以下なら月額0円で使えるため、データ通信はLINEでの連絡など最低限しか使わないという場合にもおすすめです。

イオンモバイル:データ容量の選択肢が豊富

コース音声SIMデータSIM
(SMSナシ)
シェア音声
(最大5枚)
500MB
930円
税込1,023円
-
-
1GB
980円
税込1,078円
480円
税込528円
-
2GB
1,080円
税込1,188円
680円
税込748円
-
3GB
1,180円
税込1,298円
780円
税込858円
-
4GB
1,280円
税込1,408円
880円
税込968円
1,580円
税込1,738円
5GB
1,380円
税込1,518円
980円
税込1,078円
1,680円
税込1,848円
6GB
1,480円
税込1,628円
1,080円
税込1,188円
1,780円
税込1,958円
7GB
1,580円
税込1,738円
1,180円
税込1,298円
1,880円
税込2,068円
8GB
1,680円
税込1,848円
1,280円
税込1,408円
1,980円
税込2,178円
9GB
1,780円
税込1,958円
1,380円
税込1,518円
2,080円
税込2,288円
10GB
1,880円
税込2,068円
1,480円
税込1,628円
2,180円
税込2,398円
12GB
1,980円
税込2,178円
1,580円
税込1,738円
2,280円
税込2,508円
14GB
2,080円
税込2,288円
1,680円
税込1,848円
2,380円
税込2,618円
20GB
2,180円
税込2,398円
1,780円
税込1,958円
2,480円
税込2,728円
30GB
3,980円
税込4,378円
3,580円
税込3,938円
4,280円
税込4,708円
40GB
4,980円
税込5,478円
4,580円
税込5,038円
5,280円
税込5,808円
50GB
5,980円
税込6,578円
5,580円
税込6,138円
6,280円
税込6,908円

イオンモバイルは、イオングループが提供している格安SIMです。

全国の「イオン」に実店舗があります。一般的に、格安SIMは実店舗をほとんどもたず、契約するには、インターネット経由で契約することがほとんどですが、イオンモバイルの場合、イオン各店舗で契約ができるため、店頭スタッフに相談しながら契約できるという安心感があります。

イオンモバイルの特徴は、データ容量の選択肢が豊富なところです。500MB、1GB、2GB、4GBなど一般的な格安SIMで扱っている容量から、最大50GBまで選べます。自分がどの位のデータ容量を使うかで決められるため、細かくデータ使用量を把握しながら使える方はおすすめです。

まとめ

ドコモ回線でiPhoneが使える会社を探す上で、3つ重要なポイントをまとめました。

  • ドコモのiPhoneは、ドコモ回線を扱っている格安SIM会社で使える
  • auやSoftBank回線を利用するならSIMロック解除が必要
  • 格安SIMは、金額だけでなくサービス面で選ぶことがポイント

格安SIMは、料金面だけで検討してしまうと、どこの会社もそれなりに安い料金で提供していますから、会社ごとの違いはサービスの違いです。どの格安SIMが、どんなサービスを提供しているのかを調べて、自分にあった格安SIMを選択することが求められます。

ぜひ自分に合った格安SIMを探して、お得に節約していきましょう。