LINEモバイルは通信速度が遅くなった?Softbank回線を実測してみた

格安SIMにのりかえる時に一番気になること。それはやっぱり通信速度だと思います。

正直にお話しますと、格安SIMの通信速度はSoftbank、au、domocoの大手キャリアに比べると劣る部分があります。しかし、劣ると言ってももともとすごく早かったのがちょっと遅くなるくらいなら問題ありませんよね。

例えば、50Mbps出てたものが100分の1の500kbpsに落ちたら、通信速度制限ばりの遅さなのでストレスが溜まりますが、50Mpbs出てたものが半分の25Mpbsになるくらいだったら快適にサクサク使えるレベルです。

つまり、「LINEモバイルにのりかえて通信速度遅くてイライラする、やめときゃよかったー!」となることはまずありません。

ただし、LINEモバイルの唯一の弱点は、時間帯によって通信速度が少し落ちることです。これはすべての格安SIMに共通することなのですが、回線が混み合うお昼時は通信速度が遅くなってしまいます。

格安SIMは自社で通信設備を持っておらず、大手キャリアから回線を借りていますので、こればかりは格安SImのキャリアに期待してもどうしようもない部分です。

では実際にどれくらいの通信速度なのか?混み合うお昼時は使用に耐えうる速度なのか?

管理人がLINEモバイルを購入して実測した数値と、快適にネットやアプリを使うにはどれくらいの通信速度が必要なのかについてお話していきます。

 
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LINEモバイルで通信速度が遅くなる時間帯は?

まず、なぜお昼時になると通信速度が遅くなるのか?という部分について解説しましょう。

とある平日の24時間の通信量

こちらは平日と休日の時間帯による通信量の変化をそれぞれグラフ化したものです。緑色が上にぐーっと伸びているところほど通信が盛んに行われていて回線が混雑している時間帯です。

見ていただくと分かる通り、平日のお昼時がダントツで混み合っています。

お昼の時間は多くの人にとって仕事の休憩時間に当たるため、ランチをしながらスマホをいじったりなど、スマホで通信を行う人が前後の時間に比べて急増するためです。

回線が混み合っているのは道路の渋滞と同じようなイメージで、空いている道ならサクサク進める道も、渋滞だとまったく進むことができず普段の何倍も時間がかかってしまいますよね。

この混雑時に通信速度が落ちるというのはすべての格安SIMが抱える問題であり、料金が安くなる代償とも言うべきものです。

しかし、LINEモバイルは他の格安SIMに比べて全時間帯を通して通信速度が早く安定しており、お昼の混み合う時間帯でも使用に困るほど遅くなることはありません。

スマホで時間を潰すときに使う機能は、ネットで調べ物をしたり、SNSやゲームなどのアプリを使ったり、動画を観たりのどれかだと思いますが、これくらいの機能なら快適に使うことができます。

スマホを快適に使える通信速度とは?

普段何気なく使っているスマホの通信ですが、実際にどれくらいの通信速度が出れば快適に使えるのか?って言われると、あなたも具体的に答えられないのではないでしょうか。

速ければ速いほどいいのは当たり前ですが、最近はあまりにも通信速度が早くなりすぎていて、正直スマホでネットを使うくらいならこれ以上必要あるのかっていうところまで来ています。

これ以上早くなったとしても、もはや体感レベルではわからないくらいです。

インターネットで1つのページを開くのに10秒かかっていたものが1秒になるならお金をかける価値がありますが、2秒しかかからないものを1秒にするのに通信量だけで毎月5,000円近くも払い続けるのはコスパが悪いです。

ですので、必要以上の性能のものにお金をかけ続けるよりは、少し通信速度が遅くなったとしても毎月の料金を安くして使う。これがモバイル通信インフラが十分すぎるほど整った現代において賢いスマホの選び方です。

何事も豊かになればなるほど選択肢が多くなりますが、選択肢が多くなればなるほど知識のない人が損をします。スマホ選びもある程度の知識を持っておかないと大きな差が生まれる時代になりましたね・・・

閑話休題。

さて、それでは実際にどれくらいのスピードが出れば各コンテンツが快適に使えるのかを見てみましょう。

各コンテンツに必要な通信速度

この数字を見てもあまりピンと来ないかもしれませんが、これを踏まえてLINEモバイルで実際にどれくらいの通信速度が出るのかをお伝えします!

LINEモバイルの速度は遅くなった?実際に測定してみた

どれだけ文章であーだこーだ言ったところで、実測に叶うものはありません。百聞は一見にしかず。というわけで、LINEモバイルの実際の通信速度をお見せします。

計測アプリはOoklaの「Speedtest.net」、場所は東京都内です。

10時~11時

12時~13時

17時~18時

20時~21時

いかがでしょうか?先ほどの各コンテンツに必要な通信速度と照らし合わせながら見てみると、快適に使うには十分な速度が出ていることがお分かりいただけると思います。

あとは、ぜひ一度ご自身のスマホで通信速度を測ってみてください。

iPhoneならAppStore、AndroidならPlayStoreで「スピードテスト」と入力して検索すれば、通信速度測定アプリがいくらでも見つかります。

アプリによって多少誤差がありますので、できれば管理人が使った「Speedtest.net」を使ってもらうと一番比較がし易いです。

測ってみるとわかるんですが、大手キャリアでも一番速い時間帯で30Mbps出たら良い方。そう考えると、LINEモバイルはかなりのスピードが出ています。

他の格安SIMだと、混雑する時間帯はガクッと速度が落ちて1Mbpsくらいだったり、もっと遅いところはそれ以下だったりしますので、全時間帯を通して安定して使えるLINEモバイルはかなり優秀だと言えます。

また、LINEモバイルは2018年にソフトバンクの子会社になってソフトバンク回線の提供を開始しました。

そのため、ソフトバンク回線の方が回線速度は高速・安定する可能性が高いです。(社長の嘉戸氏も速度で選ぶならソフトバンク回線とコメントしています)

LINEモバイルにはドコモ回線とソフトバンク回線の2種類がありますが、速度を重視するのであればソフトバンク回線を選ぶことをオススメします。

ちなみに先ほどお見せした管理人の通信速度実測もソフトバンク回線で行っています。

LINEモバイルの通信速度が遅いと感じる場合の対処法

通信速度は水物ですので、人が多いところほど通信速度が遅くなるなど、使う場所等によっても変化します。

花火大会みたいな人が密集するところでネットをすると全然つながらないという経験はあなたもお有りだと思いますが、極端な例だとそんな感じです。

どうしても通信速度をもっと上げたい、安定させたいというケースもあると思いますので、そういった場合の対処法についてもお話しておきましょう。

自宅・職場・学校のWi-Fiに接続する

Wi-Fi接続すればスマホの通信量カウントを回避できるため、大手キャリアを使っている時でもWi-Fi接続をして使って人は多いでしょう。

固定回線は基本的にモバイル回線よりも通信速度がダントツに早いため、Wi-Fi接続をしてしまえばスマホの通信速度がどれだけ遅かろうが関係ありません。

もしあなたの自宅のインターネットが無線になっていないのであれば、まずは無線環境を用意することをお勧めします。無線LANは安いものだと3,000円程度で買えてしまいますので、使わないと逆にもったいないくらいです。

職場や学校は人によって使用の可否が分かれますが、もし使えるのであれば積極的に使っていきたいところです。

最近は無線環境がないところの方が珍しいくらいになってきてますので、意外と使えると思います。あ、職場で使う時はWi-FI使ってもいいよって環境の場合のみにして下さいね。

フリーWi-Fiスポットで接続する

スマホでWi-FIをオンにしておいたらよくわからないところに勝手に接続してしまっていた、という経験が一度はあるかと思いますが、街を歩いていると至る所にフリーのWi-FIスポットがあります。

セブンイレブンやファミマなどのコンビニ、マクドナルドやモスバーガーなどのファーストフード店、スターバックスやドトールなどのカフェ…今となっては人が集まるところにフリーWi-FIはあって当たり前です。

フリーWi-FIの使用にはログインが必要だったりと少し面倒なところはありますが、無料でWi-Fiが使えるのは魅力的です。

ただし、フリーWi-Fiはセキュリティ面がかなり脆弱なため、個人情報やクレジッドカード番号などのデータを取り扱う通信は避けたほうが良いです。

ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)を使う

ポケットWi-Fi

場所を限定せず、さらにセキュリティ面においても安心して使える方法は、ポケットWi-Fiを使うことです。

LINEモバイルにのりかえると5,000円程度安くなるケースがほとんどですので、その差分でポケットWi-Fiを持つという選択肢は大いにアリです。

特にノートPCやタブレットを外で使うという場合にはピッタリの方法ですね。

大手キャリアが提供しているものからそうでないものまで、ポケットWi-Fiにもいろいろな種類がありますが、個人的なお勧めは「WiMAX」です。

WiMAXは他のポケットWi-Fiと違って通信量の上限が設けられていないため、インターネットが使い放題です。

ただし、注意点としてWiMAXスマホの回線に比べるとエリアが狭かったり、使用している回線の周波数の都合で地下や高いところは電波が入りにくかったりします。

管理人も過去にWiMAXを使っていたことがありますが、よく使用する場所でまったく電波が入らず「買った意味・・・」と後悔した経験があります。

WiMAXは15日間無料でお試しできるサービスがあるので、多少面倒でも契約をする前に自分がよく使う環境でちゃんと電波が入るか確認することを強くお勧めします。

サービスエリア内だからといって安心することなかれ。メンドウクサガリ、ダメ。ゼッタイ。

>> WiMAXの詳細はこちら

まとめ

LINEモバイルなら通信速度も快適!

LINEモバイルの通信速度に関するお話をお伝えしました。

数年前までの状況からでは考えられないほど、格安SIMの進化はめざましいです。前までだったら自分で使うなんて考えもしなかったですし、人に勧めるなんてもってのほかでした。

格安SIMというと未だに大手キャリアの劣化版というイメージがありますが、そのイメージに囚われて敬遠している人の多いこと・・・

かく言う自分もそのイメージが強くあったので長らく手を出さずに来ました。特に自分は大手キャリアで働いていたので「格安SIM(笑)」くらいに見ていましたが、やっぱ何事も食わず嫌いは良くないし、知らないと損しますね。

モバイル通信業界は成長期が終わって成熟期に突入してます。サービスの品質がよくなりすぎてどこも似通ってきている今だからこそ、安くても快適に使える格安SIMはのりかえるべきタイミングです。

その中でもLINEモバイルは通信速度も安定してますし、LINE・Twitter・Facebook・Instagramが使い放題データフリーに対応しているので唯一無二です。

快適にスマホを使えるかつ毎月の料金を安くしたいなら、LINEモバイルは本当にお勧めです!

 
 
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