格安SIMに切り替えを検討している際、「切り替えたら通信速度が遅くなるのでは?」と心配する人が多いです。
月額料金が安くなるのは魅力的だけれども、安いということはサービスが悪くなってしまう、我慢をしなくてはならない、だから切り替えができなかったという方におすすめしたい格安SIMがあります。
「au系列の格安SIM」全国どこでも、早く繋がるこの格安SIMであれば、今の使い勝手と変わらずお得にスマホを利用することができます。
目次
LINEモバイル
LINEモバイルの料金やサービスの特徴
LINEモバイルは、対象のSNSならばいくら利用してもデータ消費ゼロとなる「データフリー」機能が使える格安SIMです。
月額料金は最も安いプランだと毎月500円~で、連絡を常にLINEで済ませるという人にはうってつけです。
一番人気は「SNSデータフリー」で、LINE, Twitter, Facebookの主要SNSが使い放題です。Twitterは意外とデータ消費量が多いので、これらをデータ消費ゼロで使えるのは大きなメリットです。
「SNS音楽データフリー」ならさらにInstagramとLINE MUSICも追加されます。Instagramは画像メインのサービス、LINE MUSICは音楽系サービスです。他の3つよりもさらに通信量が多いため、SNSデータフリーとの差額200円以上の価値はあります。
契約する時、回線は「ドコモ回線」「ソフトバンク回線」「au回線」の3つから選べますが、ソフトバンク回線orドコモ回線⇔au回線の回線変更はできません。
au回線を選ぶとauの4G LTEエリアで使えるうえに、通信可能周波数(4G)がBand1/3/11/18/26/28/41/42となり、ソフトバンク、ドコモよりも充実しています。
回線を選んだ後は簡単に変更できないからこそ、契約の際には注意を払っておきたいところですね。
UQ mobile
UQ mobileの料金やサービスの特徴
プラン名 | 月額料金 | 節約モード/ 速度制限時 |
---|---|---|
プランS (3GB) | 1,980円 | 300kbps |
プランR (10GB) | 2,980円 | 1Mbps |
データ高速プラン (3GB・225Mbps) | 980円(通話不可) | 200kbps |
データ無制限プラン (容量無制限・500kbps) | 1,980円(通話不可) | - |
UQ mobileは、格安SIMのひとつで、UQ三姉妹等コミカルなCMが放送されているので名前を知っている人が多いのではないでしょうか。
もう1つ、UQ mobileは利用中のユーザーだけではなく第三者からの評価が高い格安SIMでもあり、「格安SIM満足度ランキング2019 総合満足度ランキング」で第1位、MMD研究所が調査した「2019年3月格安SIMサービスの満足度調査 総合満足度」で第1位を獲得しています。
家族をターゲットにしており、実際の料金プランも、1人で利用するよりも家族で利用した方がお得になるよう設定されています。
例えばUQ家族割を使ったプランでは、データ最大3GBで1,480円と、大手キャリアには存在しない破格の安さで利用できます。
安く使える、そして家族で使うとよりお得ということで、2台目、または子供用のスマホを安く手に入れたい人にも人気です。
人気なのは安さだけではなくその速さにもあって、格安SIM8社と通信速度を比較した調査では、UQ mobileが断トツに速かったです。
なぜ、そのように速いスピードを実現できているのか、それはUQ mobileがau 4G LTEが使える格安SIMだからです。
au 4G LTEは、地下街、地下鉄、屋内施設、大学のキャンパス等で使えるサービスで、光ファイバー並みのスピードでデータの送受信ができます。
UQ mobileのサービスを展開しているUQコミュニケーションズ株式会社はauと同じKDDIグループなので、auの回線を借りているから通信費にコストがかからないうえに、速度も速いといういいとこ取りができます。
mineo(マイネオ)
mineoの料金やサービスの特徴
データ容量 | 回線 種類 | デュアルタイプ (音声+データ) | シングルタイプ (データ通信のみ) |
---|---|---|---|
500MB | A | 1,310円 | 700円 |
D | 1,400円 | 700円 | |
S | 1,750円 | 790円 | |
3GB | A | 1,510円 | 900円 |
D | 1,600円 | 900円 | |
S | 1,950円 | 990円 | |
6GB | A | 2,190円 | 1,580円 |
D | 2,280円 | 1,580円 | |
S | 2,630円 | 1,670円 | |
10GB | A | 3,130円 | 2,520円 |
D | 3,220円 | 2,520円 | |
S | 3,570円 | 2,610円 | |
20GB | A | 4,590円 | 3,980円 |
D | 4,680円 | 3,980円 | |
S | 5,030円 | 4,070円 | |
30GB | A | 6,510円 | 5,900円 |
D | 6,600円 | 5,900円 | |
S | 6,950円 | 5,990円 | |
回線種類:A=au回線 D=ドコモ回線 S=ソフトバンク回線 |
mineoも「ドコモ」「ソフトバンク」「au」の3つから回線が選べるので、大手キャリアと全く変わらないサービスエリアで利用できる格安SIMです。
以前、女優の葵わかなさんがCMに出演していたので、名前は聞いたことがあるという人もいるはずです。
mineoの運営会社は関西電力グループのオプテージで、長期利用特典の「ファン∞とく」という電子マネーギフトや王国コイン等を使用頻度に応じてもらえる独自サービスが人気です。
切り替える前にmineoを試してみたい!という人のために、月額300円からできるお試しプランもある等面白いコンテンツがたくさんあります。
格安SIMのお試しはどの会社でも実施しているサービスではないので、試験的に使えるこのプランは悩んだ時に是非活用して欲しいサービスです。
また、mineoはデータSIMだけではなく音声通話SIMも最低利用期間がないため、どのタイミングでも違約金なしで解約することができます。(ただしMNP転出をする場合は最低1年)
いきなり大手キャリアからメイン回線を乗り換えするのは不安だから、とりあえず一度試してみたい!という場合にもおすすめです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルの料金やサービスの特徴
プラン | 音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
タイプD タイプA | タイプD タイプA | タイプD |
|
1GB | 1,400円 | - | - |
3GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
6GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
12GB | 3,400円 | 2,820円 | 2,700円 |
20GB | 5,200円 | 4,620円 | 4,500円 |
30GB | 7,450円 | 6,870円 | 6,750円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
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エンタメフリー・オプション |
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音声SIMの場合:490円/月 データSIMの場合:980円/月 データ消費ゼロで使い放題のアプリ YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、dマガジン dブック、Facebook Messenger |
BIGLOBEモバイルは、タイプDのドコモ回線、タイプAのau 4G LTE回線、どちらかを選んで契約する格安SIMです。
どちらを選んでも料金は同じなので、使用実態、使いたいエリアに応じて選べば大手キャリアと変わらない速度で利用できます。
通信速度が速いだけではなく、BIGLOBEモバイルには対象の動画や音楽を定額料金でデータ通信量の制限なく使えるエンタメフリー・オプションがあるので、YouTubeや今人気のAbemaTV、U-NEXTなどがデータ容量を気にせず使い放題にすることができます。
月額料金は他の格安SIMと同じくらいの水準ですが、BIGLOBEモバイルは常に色んなキャンペーンを実施しているので、キャンペーン情報にも注目したいです。
最近開催されたキャンペーンでは「月額料金合計6,000円割引」「初期費用0円」「エンタメフリー・オプション最大3ヶ月無料」といずれも魅力的な割引が紹介されていました。
キャンペーンをうまく活用すれば、大手キャリアに払っていた月額の半分以下で出費が抑えられる上に、YouTubeなどが使い放題になってより便利に使えるようになります。
楽天モバイル
楽天の料金やサービスの特徴
Rakuten UN-LIMIT | ||
エリア | 楽天回線 | パートナー回線 |
プラン料金 | 2,980円→一年無料 | |
データ通信 | 制限なし | 5GB/月 |
国内通話 | Rakuten Link利用で0円 | |
SMS | Rakuten Link利用で0円 |
楽天モバイルはドコモ、au、ソフトバンクに続く第4のキャリアとしてサービスを展開しています。ただし、まだまだ楽天回線のエリアはそれほど多くなく、楽天回線が入らない場所ではパートナー回線での利用となります。
楽天モバイルの最大の特徴は、楽天回線エリア内でのデータ通信が使い放題という点です。パートナー回線エリアの場合は5GB/月ですが、使い切って低速通信になっても1Mbpsのため、他の格安SIMよりも速度制限時のストレスが少ないのもポイントです。
楽天スーパーポイントと連携しており、スマホやタブレットの購入に楽天ポイントが使える、月々の利用料金で楽天ポイントが貯まる等の特典があります。
楽天カードに入会して楽天モバイルを契約すると最大7,000ポイントがもらえるキャンペーンを実施していたり、月額料金は他社と同水準でも楽天をよく使うという人にはメリットが大きいです。
また、オプションが非常に充実しているのが楽天モバイルの特徴で、スマホ交換保証、あんしんリモートサポート、データ復旧サービス、端末買取サービス、これ以外にもたくさんのサービスがあります。
IIJmio(みおふぉん)
IIJmioの料金やサービスの特徴
プラン | 音声SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) |
|
タイプD タイプA | タイプD | タイプA | タイプD |
|
ミニマム 3GB SIM最大2枚 | 1,600円 | 1,040円 | 900円 | 900円 |
ライト 6GB SIM最大2枚 | 2,220円 | 1,660円 | 1,520円 | 1,520円 |
ファミリー 12GB SIM最大10枚 | 3,260円 | 2,700円 | 2,560円 | 2,560円 |
タイプD=ドコモ回線 タイプA=au回線 |
CMが放映されているのをあまり見かけないですが、IIJmio(みおふぉん)という格安SIMをご存知でしょうか?
IIJ(アイアイジェイ)グループが運営している格安SIMのサービスなのですが、ドコモのNTTドコモの「Xi」(クロッシィ)エリア、FOMAエリア、auの4G LTEエリアに対応しています。
利用する端末によって多少使えるエリアは異なるものの、名前を聞きなれない格安SIMだからといって、通信速度が悪いなんてことはありません。
名前を聞きなれない理由は、UQモバイルのように店舗を構えて販売をしていないからだと推測されます。
IIJmioは主に大手家電量販店の携帯電話コーナーで取り扱っているので、パンフレットがほしい、端末を触ってみたい等があればそちらを訪問しましょう。
公式HPでもIIJmioの特徴が詳しく説明されていますが、家電量販店だと店員さんに聞いてみたり、アドバイスがもらえたり、他社との比較が一気にできたり等メリットもあります。
まとめ
格安SIMの通信について説明しましたが、「格安SIMは安いからサービスが良くない」のではなく、「格安SIMは安いうえにサービスが良い」ことが分かっていただけましたか?
国内幅広いエリアをカバーしているauを選択することで通信速度も気にせず使えるうえに、料金も安くなるのであれば、格安SIMに乗り換えない理由がないと思いませんか。
節約で手っ取り早く効果があるのは固定費の削減ですから、携帯電話を格安SIMに切り替えることでスリムな家計を実現しましょう。