
arrows M04のスペック一覧
まずは「arrows M04」のスペックを比べて見てみましょう。簡潔に言うと、arrows M04はスペックこそ高くないものの、国産スマホ特有の防水/防塵やおサイフケータイなどに対応した数少ないSIMフリースマートフォンです。
arrows M04 | スペック |
---|---|
外観 | ![]() |
発売日 | 2017年7月20日 |
SIMロック | SIMフリー |
サイズ | 144×71×8.0(mm) |
重量 | 約148g |
ディスプレイ | 5インチ |
解像度 | 1280×720 HD |
OS | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon410 1.2GHz (クアッドコア) |
GPU | Adreno 306 |
ROM | 16GB |
RAM | 2GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) |
バッテリー | 2580mAh |
連続通話時間 | 530分 |
最大待受時間 | 640時間 |
メインカメラ | 1310万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
防水/防塵 | ◯ |
生体認証 | ✕ |
おサイフケータイ | ◯ |
テザリング | ◯ |
Bluetooth | 4.1 |
DSDS | ✕ |
SIMスロット | nanoSIM |
受信速度 | 下り最大150Mbps |
充電端子 | microUSB |
カラー | ブラック/ホワイト |
価格 | 一括:32,800円 分割:1,417円×24 |
ディスプレイ
arrows M04のディスプレイは5.0インチということで、最近のスマホとしては標準サイズです。
単体ではわかりずらいと思いますのでiPhoneと比べてみると、iPhone 8 Plusが5.5インチ、iPhone 8が4.7インということで、arrows M04はちょうど中間くらい。片手で操作するにはギリギリくらいのサイズかなと思います。
ただし、解像度が1280×720ということでフルHDではないので、画面が大きくても画質はあまり良いとは言えません。ディスプレイが小さければHDでもそれほど気にならないことが多いですが、このサイズでHDだと最近のスマホとしては一歩どころか十歩くらいは劣ってます。
本体サイズ
本体サイズもiPhoneと比較してみました。縦幅、横幅ともにちょうどiPhone 8 PlusとiPhone 8の中間くらいのサイズです。背面はマット仕様になっているため、見た目の高級感はあります。
バッテリー容量
バッテリー容量は2580mAhということで、iPhone 8 Plusと同程度の容量があります。電池持ちは悪くないと言えるでしょう。
処理能力
CPUがクアッドコア(4コア)、RAMが1GBということで、最近のスマホとしてはかなり心もとないです。
LINEモバイルだと同じ3万円前後の価格帯でオクタコア(8コア)+RAMが3GBのAQUOS sense lite SH-M05がありますが、それに比べると半分以下の性能です。
処理性能を求めてということであれば、arrows M04はオススメできません。
カメラ性能
カメラはメイン(背面)カメラの画素数が1310万画素ということで高めです。とは言え、最近は1310万画素が当たり前になりつつあるので、arrows M04が飛び抜けていいというわけではありません。
インカメラは500万画素ということで、カメラ性能はメイン、サブと併せて考えても可もなく不可もなくといった感じです。
ストレージ容量(ROM, 外部メモリ)
本体のストレージ容量が16GBしかないため、SDカードを挿れずに使用するのはちょっとしんどいでしょう。16GBあると言ってもそのうち何GBかはOSやプリインストールのアプリに取られているため、SDカードを用意して余裕を持って使うことをオススメします。
外部メモリは256GBまで対応しているので、SDカードを使えば容量に困ることはまずありません。アマゾンなどで32GBなら1500円前後、64GBなら3000円前後で手に入れることができます。
容量がいっぱになった時にデータを移し替えるのはかなり面倒なので、最初からある程度大きなものを選んでおくと後で手間がかからずに済みます。
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arrows M04のメリット・デメリット
メリット
・MIL規格の23項目に準拠した耐久テストを通過した堅牢性の高さ

富士通の公式サイトでarrows M04の情報を開くと真っ先に出てくるのが、汚れてもハンドソープで洗えるという謳い文句。食器用液体洗剤も大丈夫なんだそうです。
汚れがついて気になったら、スマホを丸洗いしてしまえばOK!いつでもスマホを清潔に保つことができます。
・・・確かにこの機能は「すげええええ!」とは思うんですけど「欲しいいいいい!」とはなかなかなりませんよね。洗剤使ってまで洗わなきゃならない汚れがつくようなことをしなければいいだけの話で、そもそも基本的にそんな風にスマホを使う機会がまずありません。
もう1つのメリットは耐衝撃に非常に強いという点で、米国国防省が定めたMIL規格の23項目に準拠した耐久試験をクリアしています。スマホの頑丈さを表す基準としてよく使われるMIL規格ですが、要するに厳しい耐久テストを通過したすごいスマホですよということが言いたいわけです。
ちなみに23項目というのは以下の通りです。
かなりの項目をクリアしています。アウトドア好きにはかなりのメリットになると思いますが、それでもここまでの耐性が普通のアウトドアで必要かと言われると何とも言えないところ。
一番肝心の落下の耐久性ですが、MIL規格では1.22mの高さからラワン材(木材)への落下がテストされるそうですが、arrows M04は少しレベルの高い1.5mの高さからコンクリートへの落下テストを実施しているそうです。
普段の生活で1m以上の高さから落ちることはそうそうないので、1.5mから落ちて大丈夫ということであればかなり安心できますが、落下試験で何回落として割れなかったのか等は記載されていないのはちょっと気になります。
これら2つのメリットは他のスマホにはない尖った長所ではありますが、だいぶ需要が狭いところを攻めてますね。ここに特化しすぎてて処理性能がおざなりになってしまっていますし、目指すところを間違ってしまっている感が拭えません。
デメリット
・同時期に発売された他のスマホに比べると処理性能が低い
・性能の割に本体金額は高め
処理性能のところでもお話した通り、arrows M04のCPUはクアッドコア(4コア)ということで、オクタコア(8コア)が主流になりつつある最近のスマホと比べると性能はかなり劣ります。
arrows M04の本体価格は32,800円ですが、本音を言うとこれくらいの性能であれば20,000円は切って欲しいところ。防水/防塵と耐久性、あとは国産機種という安心感にお金を払うと考えるしかないです。
もう1つの注意点は、国産機種には必ずと言っていいほど搭載されている防水/防塵とおサイフケータイがついているものの、逆に近頃は付いていて当たり前の機能である指紋認証に対応していないもの痛いですね。
LINEモバイルでスマホ端末を購入する方法は?
LINEモバイルで端末を購入するには、SIMカードの契約時に併せて希望のスマホを選択すればOKです。大手キャリアと同じように分割支払いを選ぶことも可能なので、毎月の料金に含めるイメージで持つことができます。
↑申込時に「端末+SIMカード」を選択してarrows M04を選べばOK!
LINEモバイルで購入した場合の月額料金は?
では、LINEモバイルでarrows M04を購入した時の月額料金について見ていきましょう。
まず、LINEモバイルの料金プランとarrows M04の端末価格は以下の通りです。
一括 | 分割 | |
---|---|---|
arrows M04 | 32,800円 | 1,417円×24回 |
LINEモバイルのメリットは、なんと言っても人気SNSが使い放題という点です。
LINEモバイルで一番人気のプランは、「コミュニケーションフリープラン」の3GBです。コミュニケーションフリーではLINE, Twitter, Instagram, Facebookが通信量カウントフリーで使い放題となります。
SNSの通信量は想像以上に多く、何気なく使っているだけでも1~2GB消費していることがよくあります。これらの通信量がカウントされなくなるだけでかなり通信量が浮き、他の格安SIMよりも小さいデータ容量プランを選択することができるため、結果的にどこよりも安く毎月の料金を抑えることが可能です。
音声通話SIM コミュニケーションフリー 分割支払いの月額料金
データ容量 | 基本料金 | 端末代金 | 合計金額 |
---|---|---|---|
3GB | 1,690円 | 1,417円×24回 | 3,107円/月 |
5GB | 2,220円 | 3,637円/月 |
|
7GB | 2,880円 | 4,297円/月 |
|
10GB | 3,220円 | 4,637円/月 |
ソフトバンクやドコモなどの大手キャリアでは端末代金も含めて月7,000円~10,000円かかるところを、LINEモバイルでarrows M04を使えば10GBを選んだとしても4,637円で済んでしまいます。
3GBの場合なら3,107円ということで3分の1程度まで安くすることができます。3GBだと容量が小さく感じるかもしれませんが、SNS使い放題のおかげで意外と大きい容量は必要なくなります。
この金額で普通に音声通話も使えるので、大手キャリアで使用するのと何ら変わりはありません。
まとめ
arrows M04のスペックについてお伝えしました。今回のお話をまとめると、この端末をオススメの方はこんな感じです。
arrows M04
・性能よりも防水性、耐久性が高いスマホが欲しい
arrows M04はとにかく防水性能と耐久性能が高いことにつきます。というかこれ以外に勧められる理由が正直ありません^^;
処理能力はお世辞にも高いとは言いえませんので、スペック重視で選ぶのであれば他のスマホをオススメします。
同じ3万円の価格帯であれば AQUOS sense lite SH-M05、ZenFone 4 Max、HAUWEI nova lite2など、低価格でも高性能なスマホが揃っているのでそちらも要チェックです。
ご自身の使用環境を考えて選択して下さいね!