どの格安SIMにも「音声通話SIM」と「データSIM」があり、データSIMは電話番号を使った発信・受信の機能を使うことができません。
しかし、あるサービスを使えばデータSIMでも電話ができてしまうんです!しかも通話料は音声通話SIMよりも安く済むという素晴らしさ。
今回は、格安SIMのデータSIMでも電話番号宛の通話(発信・着信)をできるようにする方法について解説していきます。
また、LINEアカウントを新しく作りたいと考えている場合に、050電話番号で取得できるのかについてもお話します。
データSIMと音声通話SIMの違いは?
データSIMは最低利用期間なしで解約手数料も無料
現在はほぼなくなりましたが、2年契約の自動更新がある場合、2年毎の更新月以外で解約すると違約金が9,800円(税抜)が発生します。
そのため、一度契約すると簡単に解約したり他のキャリアに変えたりすることができません。
データSIMは最低利用期間がないためいつでも解約ができ、さらに解約時の手数料も発生しません。極端な話、契約した月に解約することもできてしまいます。
今回の記事でお話する方法を使えばデータSIMでも通話ができますが、メイン回線は音声通話SIMでないと困るという場合もあるかもしれません。
しかし、いきなりメイン回線を乗り換えてしまうのは対応エリアや通信速度の面で不安が残る…そんな時は、最低利用期間がないデータSIMで一度試してみて下さい。
データSIMで試してみて使い勝手が良ければ、データSIMを解約してメイン回線を乗り換えればOKです。
データSIMの方が音声通話SIMより月額料金が安い
どの格安SIMでも、データSIMは音声通話SIMよりも月額料金が安いです。
データ 容量 | デュアルタイプ (音声通話SIM) | シングルタイプ (データSIM) |
---|---|---|
200MB | 1,000円 税込1,100円 | 300円 税込330円 |
1GB | 1,180円 税込1,298円 | 800円 税込880円 |
5GB | 1,380円 税込1,518円 | 1,150円 税込1,265円 |
10GB | 1,780円 税込1,958円 | 1,550円 税込1,705円 |
20GB | 1,980円 税込2,178円 | 1,750円 税込1,925円 |
例えば上記はmineo(マイネオ)の月額料金ですが、200円~300円程度データSIMの方が安いですね。
電話番号を使った通話は実はかなり頻度が低く、携帯電話を使っている人の76.1%が1ヶ月あたりに1時間未満しか通話をしないというデータもあります。
最近ではLINEなどのネット回線を使用して通話するアプリも多く、友達や家族宛にはわざわざ電話番号を使って電話することも少なくなりました。
そのため、大して使わない電話を使えるようにするためだけに音声通話SIMにするのはもったいないです。
ただ、まったく使えないとなると、例えばレストランや美容院などお店の予約など、困る場面もあります。また、仕事で電話は必須という方も多いでしょう。
そこで登場するのが「IP-Phone SMART」というサービスです。
データSIMでも使える050電話番号
「IP-Phone SMART」は050番号のIP電話サービスです。
スマホ向けのIP電話サービスはたくさんありますが、IP-Phone SMARTの優れているところは月額料金がかからないところです。ここで月額料金が発生してしまったら、音声通話SIMでいいじゃんってなっちゃいますからね。
加えて通話料が安いのも魅力です。音声通話SIMで電話番号を使って発信すると、どのキャリアでも20円/30秒の通話料が発生するところを、IP-Phone SMARTなら8円/30秒で済みます。
使用開始までも非常に簡単で、申し込みをしたら専用アプリをダウンロードしてIDとパスワードを入力するだけ。050番号が使えるようになるまでは申し込みから最長で1時間かかることもあるそうですが、基本的にはすぐ使えます。
発信が可能なのはもちろん、着信があった場合もプッシュ通知で着信がわかるため、アプリをバックグラウンドで起動しておく必要もありません。
契約の際の注意点
IP-Phone SMARTでは、登録に必ずクレジットカードもしくはデビットカードが必要です。
格安SIMの支払いは基本的にクレジットカードのため問題はないと思いますが、念のため覚えておいて下さい。
データSIMで050電話番号より安く通話する方法
IP-Phone SMARTでも十分通話料は安いんですが、さらにお得にできる方法があります。
LINEが提供している「LINE Out」という通話サービスを使用すると、1日5回、携帯電話への通話は1分、固定電話は3分の無料通話が使用できる上に、超過分も14円/分と格安で電話することができます。
データ通信SIMでもSMSが付いていれば電話番号が存在するため利用できます。格安SIMによっては、SMSは別途オプション料金がかかる場合もあるため、事前にチェックすることをおすすめします。
LINE Outは発信専用ですが、知っておいて損はありません。詳しくは以下の記事にまとめているので参考にして下さい。
050電話番号でLINEアカウント取得はできない
ちなみに050電話番号は通話以外にも、会員制サイトなどの電話番号認証に使うという用途もあります。
LINEアカウントの新規取得も、電話番号認証をする必要があります。
大手キャリアで使っていたり、格安SIMの音声通話SIMを使っていれば何も問題ないのですが、データSIMだと電話番号認証でつまづいてしまいます。
そこで「050番号を作ってそれで作ればいいじゃん!」と考える方は多いですが、実は050番号ではLINEアカウントの取得はできません。
電話番号認証をするには、SMSが受信できる端末か、音声通話ができる端末が必要です。
上記の条件を満たしている場合でも、050から始まる電話番号や、仮想電話番号によるアカウントの作成および引き継ぎは行えません。
LINEアカウント作成や通話し放題が使いたいならLINEMOがおすすめ
現在、大手キャリアのプランの1つとして、格安SIMと同等の月額料金のプランが存在します。
その中でも最も安く使えるのが、ソフトバンクが提供しているLINEMO(ラインモ)です。
ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
データ容量 | 3GB | 20GB |
特典 | ・5分かけ放題が7ヶ月無料 ・LINEギガフリー |
LINEMOの3GBプランであれば月額料金980円で利用することができ、1年間は5分通話し放題(500円/月)を無料で使うことができます。
先ほど月額料金の例で挙げたmineoだと1GBで1,180円だったため、比較してもLINEMOが遜色ないどころかむしろ安いことがわかります。
LINEMOは多くのキャリアで契約時に発生する3,000円程度の新規事務手数料がかからず、契約の縛りもないため、いつでも自由に解約することができます。
LINEアカウントについても、LINEMOはデータSIMではなく音声通話SIMなので問題なく作成することができ、さらに年齢認証も可能です。
これから新しくLINEを初めたい場合以外にも、仕事とプライベートで分けて使いたいなどのケースでも有用です。
まとめ
データSIMで電話番号宛の通話をできるようにする方法についてお話しました。
初期費用・月額料金がゼロなので、普通の電話と同じくこちらから発信さえしなければ費用もゼロ。音声通話SIMよりも安くなって、さらに通話料金も安くなる。
データSIMを使っているなら、IP-Phone SMARTはとりあえず申し込んでおいた方が良いサービスです。上手く活用して、もっと毎月の料金を安くしましょう!
LINEMOは1.2万円分のPayPayプレゼント
ちなみにLINEMOでは
- 新生活応援キャンペーン2024(~5/7)
スマホプラン 12,000円分のポイント還元 - データ追加購入が半年間おトクキャンペーン
+3GB/月プレゼント(ミニプランが6GB) - 新規契約でフィーバータイム(~5/7)
スマホプラン6千円分
ミニプラン3千円分のポイント還元